あちこちで、灯台の神様が微笑んでくれた、今回の一般公開巡り、フィナーレは
鹿児島県へ戻り、長崎鼻灯台です。
この灯台、珍しい六角形(多くは八角形)の灯台であり、また、屋根には謎の半円球が
あるという、マニアの中では「なぜ」の多い灯台なのです。
長崎県から熊本県を経由して、鹿児島県へ向かう途中、天気が微妙に変化して
きました。
この4日間、灯台の神様のおかげか、土砂降りは移動中のみでした。
灯台へ着くと、雨が小降りになり、止んでいくパターンでした。
さてさて、フィナーレはどうなりますか....
高速を降り、一般道を走っていくと、天気は良くなっていき、晴れ間も見える。
こりゃぁ、快晴の灯台が映せるかも、と淡い期待に胸をふくらませつつ走ります。
その後、1時間ほど走り、もうすぐ到着というところで、昼ご飯を買いにコンビニに
停車したことろ、ポツポツと降りだしました。
あららと思いつつ、車を走らせ灯台の駐車場に着くと...土砂降り
「こら、キッツイなぁ~」と思い、とりあえずお昼ご飯を頂き、覚悟を決めて準備開始した
その瞬間、灯台の神様が満面の笑顔で笑った。
スコールのように、ピタッと雨が止みました。 キ・セ・キ!! さすが、南国??
晴れ間の広がる長崎鼻灯台です。
万国旗をまとい、一年に一度の晴れ姿。
別嬪さんです。
惚れ惚れします。
路面が濡れているのが、わかりますか?
串木野保安部の皆様、保安協会の皆様、頑張っておられました。
海側より、艶姿を1枚。
灯頂部です。
回廊部下の「支え」もきれいな形です。
初代の、長崎鼻灯台です。
鋼製で、現在の新潟県の姫埼灯台に似ています。
お約束の、初点プレートです。
串木野海上保安部長様、直々の案内で、初代の初点プレートを見せて頂きました。
内部にありますので、一般公開時にのみ、見ることができます。
これも感激です。
↑直下より。
灯台マニアの皆様、お待たせしました。
やはり、半円球のものは、明り取り窓でした。
↓機器室内より。
晴れていれば、かなり明るいです。
それでは、灯室へ
入口すぐの、灯室への垂直梯子です。
垂直梯子は3段あります。
地元のおばあちゃんや幼稚園児も登ってこられましたよ。
びっくりです。
2段目。垂直です。
3段目も、やはり垂直です。
六角形がよく判ります。
お~、もうすぐ、レンズとの逢瀬の瞬間です。
お~、4等フレネルレンズと水銀漕です。
再び雲が厚くなった時です。電球の光りが映えます。
妖艶です。この艶っぽさ。
出来ることなら、お持ち帰りしたいです。
少しですが、光る電球です。
太陽光と、電球のコラボレーション。
光るフレネルレンズです。
まさに、光る芸術品。
明と暗の、2つの世界のレンズの艶やかさ。
素晴らしい。
レンズの照らす海。
レンズと、それを支えるギア
モーターから、動力を伝えるギア。
回転力を伝えるシャフト。
手入れは、上々です。
お天気の回廊部から。
少し、くたびれた灯篭部が、過酷な仕事を表現しています。
灯籠のガラスがあり、直接レンズの美しさはありませんが
やはり、外が晴れていれば、美しいです。
灯籠に収まるレンズ。
絵になります。
再び、灯篭内に戻り、レンズの照らす海です。
レンズの内側より。
電球から見える海です。
最後に、再び妖艶なるレンズを。
最高です。芸術作品です。
本当に、灯台の神様はいる!! と思うような灯台巡りでございました。
ここ、長崎鼻では、串木野海上保安部長を始め、優しい保安部の皆様には
本当に、大変お世話になりました。
何時間も、灯篭部に閉じこもっていましたが、何も言わず自由に撮影をさせて頂き
「好きもの」にお付き合い頂き、ありがとうございました。
この場を、お借りして御礼申し上げます。
そういえば、お伺いするのを忘れておりました。
(1)なぜ、六角形なのでしょう??
(2)明り取り窓は、なぜ採用されたのでしょう???
もし、この拙いブログをご覧でしたら、わかる範囲で結構です。
お教え下さいませ。よろしくお願い致します。
また、今回の灯台巡りでは、各地の保安部の皆様には、本当に親切にしていただき
ありがとうございました。
九州の方々の、親切心が、心から理解できました。
また、どこかの灯台で、お会いした時には、何卒よろしくお願いいたします。
この後、出水駅へ向かい、レンタカーを返却し、無事帰阪しました。
いんや~ 久しぶりです。 このま心地良い疲れ。
やっぱり、灯台巡りは、やめられませんなぁ~
次回の樺島や釣掛埼の公開、上司の機嫌を取って、ぜひ参加したいと思います。
お世話になった皆様、本当にありがとう、ございました。