ライフ オブ パイ
とてもよくできた作り話で、信じるもよし、信じないのもよし。ただ真実は事実の中にではなく、物語の中にある、というアン・リー監督のユニバーサルな思想に共感。
パイ少年は、はじめ虎に食われまいとしてあれこれ策を弄するが、やがて、虎を生かすことが自分を生かす道であることに気づく。さらには、虎に、共に生きる同志的感情を持つようになり、孤独からも救われることになる。人間的感情など持ちえない虎との友情なのか?(虎が友情など感じていなかったことは、別れの際に明らかになるのだが。)
ひたすら与え続ける「無償の愛」の底力に感動を覚える。
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