地下300メートルの世界
東京タワーが333メートルなので、その深さは言わずもがな。
日本原子力機構の施設であり、研究目的はといえば、「核廃棄物の埋設方法について」ということになろうが、ここでは、その是非について議論はしない。
ただ、地下300メートルの世界を体感した!!ということ。
つなぎの作業服を着て、実に荒っぽいエレベータで降りて行く。
常に地下水が湧き、くみ上げポンプの音が響き渡る抗内。
一度の発破で1.5メートル堀り進む。堅い花崗岩の岩盤。
ふと、「世界の終りとハードボイルドワンダーランド」のワンシーンが思い浮かぶ。
この深さでなら、壁抜けしてアナザワールドに出られたりなんかして・・とシュールなことを想像しました。
もっと掘るらしいです。
東京タワーが333メートルなので、その深さは言わずもがな。
日本原子力機構の施設であり、研究目的はといえば、「核廃棄物の埋設方法について」ということになろうが、ここでは、その是非について議論はしない。
ただ、地下300メートルの世界を体感した!!ということ。
つなぎの作業服を着て、実に荒っぽいエレベータで降りて行く。
常に地下水が湧き、くみ上げポンプの音が響き渡る抗内。
一度の発破で1.5メートル堀り進む。堅い花崗岩の岩盤。
ふと、「世界の終りとハードボイルドワンダーランド」のワンシーンが思い浮かぶ。
この深さでなら、壁抜けしてアナザワールドに出られたりなんかして・・とシュールなことを想像しました。
もっと掘るらしいです。
目撃せよ。体感せよ。記憶せよ。
フランシス=ベーコン展(豊田市美術館)
暗闇に浮かびあがった対象は、薄ぼんやりと光を放っている。
シャッタースピードが速すぎて、ぶれてしまった写真のように見える画面は、瞬間にいくらかの時間の幅を持たせるかのようだ。
過去の記録である写真の数々を、スライドショーで見るときの感覚に似ている。浮かび上がっては、闇に同化されゆっくりと消えていく。
人も、犬も、スフィンクスも、物体は、輪郭を持ちながらも半ば透明感を持って描かれている。薄ぼんやりした対象が放つ光は、「エネルギー」や「魂」「知性」「感情」といったものの抽象的表現か。
第2室に入ると、いきなり目に飛び込んでくるのは、生々しい「肉体」である。血がしたたり、赤々とした食肉の塊を思わせる作品。精神を表現すべく媒体としての肉体ということだろうか?
対象の見え方は、見る方向によって、あるいは描き手との関係性によってまるで違って見える。印象ばかりが記憶に残り、頭の中で再統合されたような。多方向から見た印象をピカソ的に集合させて表すと、「ダイアのトリプティック」のような作品になるのかと。
やがてどろりと溶けて、あるいは闇に吸いこまれて無くなってしまう「はかない」存在ながら、精神のエネルギーの宿る「肉体」は、部分的であれ、美しい。
20世紀的「いまここ」感の表現なのでは?と思った。
フランシス=ベーコン展(豊田市美術館)
暗闇に浮かびあがった対象は、薄ぼんやりと光を放っている。
シャッタースピードが速すぎて、ぶれてしまった写真のように見える画面は、瞬間にいくらかの時間の幅を持たせるかのようだ。
過去の記録である写真の数々を、スライドショーで見るときの感覚に似ている。浮かび上がっては、闇に同化されゆっくりと消えていく。
人も、犬も、スフィンクスも、物体は、輪郭を持ちながらも半ば透明感を持って描かれている。薄ぼんやりした対象が放つ光は、「エネルギー」や「魂」「知性」「感情」といったものの抽象的表現か。
第2室に入ると、いきなり目に飛び込んでくるのは、生々しい「肉体」である。血がしたたり、赤々とした食肉の塊を思わせる作品。精神を表現すべく媒体としての肉体ということだろうか?
対象の見え方は、見る方向によって、あるいは描き手との関係性によってまるで違って見える。印象ばかりが記憶に残り、頭の中で再統合されたような。多方向から見た印象をピカソ的に集合させて表すと、「ダイアのトリプティック」のような作品になるのかと。
やがてどろりと溶けて、あるいは闇に吸いこまれて無くなってしまう「はかない」存在ながら、精神のエネルギーの宿る「肉体」は、部分的であれ、美しい。
20世紀的「いまここ」感の表現なのでは?と思った。
自然と対話し、「共生」をさぐる農業にこそ、「奇跡」は生まれる。
人間が、傲慢にも神のごとく自然を支配・管理しようとするところに誤りがあり、逆に、人間も自然の一部だと自覚するところに「恩恵」がある。
自然に対して謙虚になれば、小さくても、ちゃんと「贈り物」を受け取ることができるんだね。
岩木山のたたずまいが、something greatで象徴的であります。
自然への「愛」、家族への「愛」
「愛」に満ち溢れた映画です。
阿部サダヲさんのひたむきさが、よく表れていてよかったです。
http://www.kisekinoringo.com/
中沢新一 著 「愛と経済のロゴス」
「愛」の無い経済学に、戦いを挑む「野生の科学」第3弾
人間が、傲慢にも神のごとく自然を支配・管理しようとするところに誤りがあり、逆に、人間も自然の一部だと自覚するところに「恩恵」がある。
自然に対して謙虚になれば、小さくても、ちゃんと「贈り物」を受け取ることができるんだね。
岩木山のたたずまいが、something greatで象徴的であります。
自然への「愛」、家族への「愛」
「愛」に満ち溢れた映画です。
阿部サダヲさんのひたむきさが、よく表れていてよかったです。
http://www.kisekinoringo.com/
中沢新一 著 「愛と経済のロゴス」
「愛」の無い経済学に、戦いを挑む「野生の科学」第3弾