ニコニコ時給800円 海猫沢めろん 2011年
その1 マンガ喫茶の悪魔
その2 洋服屋のいばら姫
その3 パチンコ屋の亡霊たち
その4 野菜畑のピーターパン
最終話 ネットワークの王子様
1975年生まれの著者。いわゆる「ロスジェネ世代」のリアルを描く。
労働とカネの問題に新境地を見た気がした。
「働くっていううのはレレレのおじさんんがやってることだ」と。ふむふむ。つまり、「こいつアホちゃうか」と思われるくらい笑顔で、「レレレのレ~」とか言いながら楽しそうに、掃除を続ける。上昇志向とか自分探しなどというくだらない幻想に拘泥することなく、ただひたすらに労働そのものに耽溺する。オジサンはカネの縛りから解き放たれたハッピーな世界の住人である。
労働格差や世代格差は、逃れられない現実としてあるけど、それは所詮カネの問題であって、その執着から離れて日々の労働に「楽しさ」を見つけられれば、考えようによっては、時給800円で、退屈な金持ちよりもニコニコしていられるかも。
その1 マンガ喫茶の悪魔
その2 洋服屋のいばら姫
その3 パチンコ屋の亡霊たち
その4 野菜畑のピーターパン
最終話 ネットワークの王子様
1975年生まれの著者。いわゆる「ロスジェネ世代」のリアルを描く。
労働とカネの問題に新境地を見た気がした。
「働くっていううのはレレレのおじさんんがやってることだ」と。ふむふむ。つまり、「こいつアホちゃうか」と思われるくらい笑顔で、「レレレのレ~」とか言いながら楽しそうに、掃除を続ける。上昇志向とか自分探しなどというくだらない幻想に拘泥することなく、ただひたすらに労働そのものに耽溺する。オジサンはカネの縛りから解き放たれたハッピーな世界の住人である。
労働格差や世代格差は、逃れられない現実としてあるけど、それは所詮カネの問題であって、その執着から離れて日々の労働に「楽しさ」を見つけられれば、考えようによっては、時給800円で、退屈な金持ちよりもニコニコしていられるかも。