吉村京花☆歌う門には福来る

Jazz, Bossa Nova, Sambaを愛するシンガー、吉村京花のブログです。

潮干狩り

2009年07月07日 | 子育て教育
話は前後するが、5日(日)はライブ鑑賞の前にも大きなイベント。
地域の育成委員会主催の潮干狩りに行きました。

育成委員会って何?
っていう人のために、ちょっと説明。
地域の青少年の健全育成に関する活動をするボランティア団体のことです。
区のほうからのお声がかりで地区ごとに編成されています。

潮干狩りは毎年恒例となっていて、
小学生以上の子どもだけの参加もOK。
班分けして各班に引率者が付きます。
今回私は、その引率役でお手伝いに入りました。

わが家では、5月の連休に潮干狩り計画をたてていたが、
潮目のタイミングを逃して予定変更となったので、
今回はリベンジにと、わが娘も参加した。

朝6:40分集合。
なんでそんなに早いかというと
潮が引いている時間に合わせて行かないといけないから。
満ちてしまったら貝はもう捕れないし危険なのです。

8班・総勢66名の参加者に主催側の引率者を加えた大所帯の移動。
私が担当した班の構成は、小学2年生の男の子が5名と6年生の女子2名、5年生の女子1名とその保護者の計9名。
最初は名前と顔を覚えるだけで精一杯だった。

電車の乗り換えのときにはぐれないように、
後をふりかえりふりかえりホームを移動。
目的地の金沢八景海の公園まで、湘南新宿ライン、根岸線、シーサイドラインと
3回も乗り換えたから、けっこう神経を使った。

小2軍団の男の子たちは人懐こく、初対面の私にもよくお話をしてくれた。
「ぼく沖縄に行ったことあるんだよ」
「あといくつ電車に乗るの?」
「この間は大洗海岸に行ったんだよ」
いろんな子が一度に話しかけてくるから聖徳太子状態。
学校の先生の大変さがわかります。

目的地の海の公園に着くと
「お腹すいた~」と訴える子たち。
そりゃそうだ。朝ごはんが早かったから空くよね。
ちょいとおやつを食べて腹ごしらえ。

さあ、早く採りに行かないとお昼前には潮が満ちちゃうよ~
とビーチサンダルに履き替えて、熊手と網を手に浜辺にくりだした。

波打ち際を見ると、小さな穴がいっぱい。
ぷくぷくと空気が上がってくるところを掘ってみると
小さなアサリさんたち。
子どもたちは始めひざ下だけ海に浸かっていたが
だんだんと大胆に。
しまいにはパンツ一丁になって干潟と戯れる男の子たち。
もう泥だらけ。
ああ、お洗濯大変だ~ってお母さんに怒られるかもね~。
でもいいんだよ。
たまには、ワイルドな体験も。

事前に聞いていたより、簡単にあさりが見つかり、思いのほか大量だった。
小さなカニをたくさんつかまえた子もいた。

潮が満ちて来たところで引き上げ、足を洗って着替えてお弁当タイム。
砂浜でひとしきり遊んだら、帰りの時間。

カニのために海水をペットボトルに汲んで行きたい
という子どもたちのためにもう一度海岸へ。

しかしみんな靴を履いてしまっていて、今さら足をぬらすわけにもいかず、
うちの娘だけがビーサンだったので、
ひざまで海に入って、代表でみんなのペットボトルに海水を満たした。
そのうちの1本に、何と、クラゲが吸い込まれた。

それを取り囲んで皆、「わ~すごいね!」と大騒ぎなのだが
当のペットボトルの主の少年Kくんは浮かない顔。

どうしたのかな?と思ったら
カニだったら飼ってもいいと思うけど、クラゲを持って帰ったら
ママがどう言うか・・・・
心配なんだって。

真剣に悩んでいる様子がおかしくて、かわいい。

こちらからすれば小さなことだけど
Kくんにとっては、すご~く大きなことみたい。
もう一度海岸に行って逃がしてこようかとも考えたけど
もう出発の時間。

帰りの電車の中で、ず~っと悩ましげな表情で
「ママが何ていうかな~」
と気にしていた。

娘に聞いたら、クラゲがいるのわかっていてわざと吸い込んだんだって。
罪つくりだな~。

そうこうするうちに朝集合した駅に帰り着いて
楽しかった潮干狩りも終了。

1日を共にすると、子どもたちに情が湧いてきて
最後はこのままお別れするのはちょっと寂しいなという気持ちにさえなった。

ほんとにかわいい子たちだな~。
Kくん、その後クラゲはどうしたかな?
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モーションブルーでサンバ三昧

2009年07月07日 | 音楽雑記
5日は2日目のライブ鑑賞で
横浜モーションブルーへ。

これはすご~く楽しみにしていたのです。
何しろ、加々美淳氏・渡海真知子さんを中心とした
最強メンバーにセルシーニョ・シルバ氏のパンデイロが加わるとなると
どんなグルーブが生まれるか・・・。
前日体験した気持ちのよさをそのまま体によみがえらせながら
もう、わくわくしてテンション上がりっぱなしだった。

潮干狩りから帰り着いたのが3時過ぎ。
収穫したアサリを塩抜き体制に。
ボールじゃ足りないから、大きな鍋を出して
ペットボトルに汲んで来た海水に浸すが、量が足りない。
娘が海水と同じ濃度の塩水をつくる。
あとは任せたぜ!

その間にも、ピュー、ピューと潮を吹くアサリくんたち。
一晩そうやって吹いてなさいね。明日の朝、味噌汁にして食べてあげるからね~。

砂と潮風にまみれたからだをザーとシャワーで流し、
エレガントなカジュアルに着替えて
(モーションブルーだからな~、短パンにビーサンじゃまずいよな)
お化粧もして、いそいそとお出かけしたのです。

でも横浜は遠い。関内に付いた時点ですでに17:15。
ライブスタートは17:30だから
赤レンガ倉庫まで歩いてたら間に合わない。
しょうがなくタクシー!
受付したら、ちょうど始まったばかりだった。
1曲目の冒頭をミスしただけで済んだぞ~。

最初から、これだ~! これだ~!
これがサンバだ~!
って、たぶん実際に聞いていただけたら納得すると思う。

歌詞のもつ抑揚と音色とリズムと
すべてが一体となって、サンバのリズムを形成している。

やさしさ、温かさの中に燃え上がる情熱を包含する。
セルシーニョさんとは直接面識はないが
きっとそういう人柄なのだろうなと髣髴とさせる。

ほんとに人間がそのまま音楽に出る。

渡海真知子さんの歌を初めて聴いたとき
感激のあまり言葉にならなかったことを思い出した。
ほかにも上手い歌手はたくさんいることは知っている。
オリジナリティあふれるすばらしいパフォーマンスのできる人もいる。

でも、彼女は何が違うか・・・。

人間がそのままそこにいる。
「サンバと出会って人生が変わった」
MCでも彼女はそう言っていた。

それが、うそ偽りない彼女の真実だということがビリビリ伝わってくる。
ああ、生きていてよかった、サンバを演奏できるなんて幸せ~
という彼女の心の叫びがストレートに伝わる。

うそのつけない人なんだと思う。
もちろん、ネイティブではないポルトガル語を駆使して
自然に語るように演奏できるようになるまでには
相当な修行を要したことと思う。
でもそれが喜びなんだとわかる。

人間のありようがこれほどそのまま出てくる音楽・・・サンバ
だから私もどうしようもなく惹かれるのだと思う。

渡海さん自身、ライブの最後のほうでは、
感極まって涙を流していた。
でも、わかる。
セルシーニョさんの温かいリズムに包まれたら
確かに泣けるよね~。

音楽って人を幸せにするものなんだと
感じさせてくれるライブだった。

なんか人にやさしくなれそう。
(子どもにも・・・)
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