14(土)15(日)は、父の日恒例開催が定着し5回目となった
パパ’s絵本プロジェクト主催の
「絵本ジャンボリー」に行ってきました。
私は今年初の参加。娘と娘のお友だちとそのママの4人組で
おじゃましました。
この会の趣旨は、日ごろ家族のためにがんばっているママに感謝して、父の日だからこそ、パパたちがもてなし側に回ってママたちには楽をしてもらおう~。そして家族みんなで絵本の魅力を楽しもう!
ってもの。
主催者のパパ’s絵本プロジェクトは、
最近メディアでひっぱりだこの
安藤哲也さん(NPO法人ファザーリング・ジャパン)
とその仲間がはじめた、
パパたちによる絵本読み聞かせのグループ。
「読み聞かせ」の固定観念にとらわれず、
子どもたちと一緒に読んでる本人たちが楽しんじゃえ!
っていうコンセプトで、全国あちこちに呼ばれてます。
安藤さんは、子ども同士が同じ保育園出身で、
今も地域でいろんなことを仕掛けちゃってる
呑み仲間&悪巧み仲間。
会場は北軽井沢のキャンプサイト「スウィート・グラス」でした。
上野から東北新幹線でいざ軽井沢へ!
と出発するや否や、西日暮里あたりで
急に列車が止まってアナウンス。
「ただいま宮城県北部で震度7の地震がありました。
停電の影響でただいま運転を見合わせております・・・」
震度7っていったら、相当な揺れ。
大きな被害が出ているのではないか心配。
長野新幹線は大宮まで東北新幹線と同じ線路を走っているので、
その関係で前の列車が出て行かないと前に進めないのだ。
1時間ほど停車後、やっと動き始めた。
軽井沢で「峠の釜飯」を買って、バスで北軽井沢へ。
早めに出発したおかげで、なんとか開始時間には間に合いそう。
バス停から迎えに来てもらった車で現地に入ると・・・・
なんとすばらしい、広々とした敷地にキャンプサイトとロッジが散在。
案内されたお部屋は、まるで木の上の家のような高床式のロッジ。
(鬼太郎の家か?トトロの家か?)
最高の部屋に割り振っていただけて、もう、子どもたち大喜び。
階段を登ったところが入り口で、
テラスではバーベキューもできるし、
室内にはロフトと暖炉が。
床下には木製のブランコ。
ここで何時間でも過ごしたいって感じ。
さて、総勢64名の参加者が集うイベントスペースには、
三々五々到着した人たちが集まりつつある。
ホスト役のパパたちは、前日から入り、
夕食のカレーの仕込み中。
芳醇なスパイスの香りが風で運ばれてくる横で、
間近にくっきりと姿を現す浅間山を眺めながら、
持参した釜飯をお昼にいただく。
おいしい空気の中でいただく釜飯はサイコ~!
イベントは、一応式次第的なものはあるのだが、
それはあくまで目安。
ゆるーく、子どもたちは思い思いにそこらへんで遊びつつ、
親たちは久しぶりの邂逅を喜び合ったり、
初対面の人と親交を深めたり・・・。
そのうち、パパたちによる絵本ライブが始まった。
彼らは「読み聞かせ」とは言わず「ライブ」と言うのだ。
まさに、ライブで、
子どもの反応をみながら、
自分たちも自然体で反応しながらお話が進んでいく。
いつのまにかメンバーの西村パパのライブが始まった。
西村パパは、本業はミュージシャンだが、
絵本に曲をつけちゃったり、
テーマソングつくっちゃったり、
子育て体験をそのまんま歌にしちゃったりと、
とってもしなやかな感性の不思議パパ。
安藤パパもギターを取り出し西村パパとセッションへ突入。
最高潮に達したころ、
私もステージに呼ばれて、歌とパーカッションで参戦。
西村パパたちと
You’ve Got a Friend
Garota de Ipanema
So Danco Samba(日本語オリジナル詞)
を演奏。
その後、お楽しみ夕飯のカレータイム!
前日から煮込んだマトンカレーは、
スパイスがほどよく効いて本格的な大人の味。
メンバーの田中パパの力作なのです。
子ども向けには、マイルドにしたチキンカレーと、
カレーの王子様も用意してあり。
食後のキャンプファイヤーでは、
子どもたちがスタッフの指示に従って
トーチで点火させてもらった。
今「火遊び」(といっても家は焼かない)
に凝っているうちの娘は大興奮!
瞬く間に、めらめらと登っていく炎の勢いに驚嘆。
その温かさが、肌寒い夕暮れ時の高原の空気には気持ちいい。
火を見ると人間ってなんであんなに興奮するんでしょうね。
遺伝子に組み込まれた原始の血が騒ぐんでしょうか?
だれからともなくぐるぐると火を取り囲んで回り始め、
西村パパのアコーディオン伴奏で、歌が始まり・・・。
最初は定番のキャンプソングとかだったのに、
大人のほうが乗ってきちゃって、いつの間にか昔のアニメソングへ。
「どらえもん」あたりならまだわかるけど、
「ウルトラセブン」とか「ウルトラマン」とか。
こうなるともう、親世代の独断場。
すっかり童心に返ったひと時でした。
日もとっぷりと暮れ、
そろそろ周りの宿泊者にも迷惑になるので、
お祭り騒ぎは終わりにして、さて、ここからが大人の時間。
田中パパの息子さん(中3)が
リーダーになって、バーベキュー。
これが手馴れている。
毎年がんばって、腕を上げているそうな。
いい息子さんだね。
酒の肴にバッチリなものばかり。
スパイシーチキン、さんま、肉巻きねぎ、トマトチーズのせ・・・。
子どもらは先に寝かせ、
残った大人たちはおいしいつまみにお酒が進み、
子育て談義やら何やら、話に花が咲く。
野外(屋根つき)で、火を囲みながらのお酒とつまみとおしゃべり。
こりゃ、最高だわ。
翌日朝食も、パパたちの工夫でとっても楽しいメニュー。
フレンチトーストにコーンスープなどなど。
参加者による絵本ライブも盛り上がり、
自由時間にはキャンプ場内に流れる川ぞいをたどって
上流へ行ったり、アスレチックで遊んだり。
ここで地味にひと騒動。
深さ1.5メートルくらいの穴が掘ってあり、
まわりは木の板で囲まれまったく足場はなく、
中央に綱が吊るしてあるアトラクション。
綱にはところどころ瘤がつくってあり、
その瘤に足を引っ掛けて腕の力で上に上がっていき、
穴から脱出するのだが、
子どもらはすぐに要領をつかんで何度もチャレンジしている。
身の程を知らない私。
ついやってみたくなり、
調子にのって穴に入ってしまった。
ところが・・・。
一番下の瘤を足で挟んでつかまるところまではできるのだが、
その上に上がろうとしてもどうにも重力にさからえない。
勢いつけると綱が揺れてつかめないし・・・。
このときほど、土偶型安産体型のいかなるものかを
思い知らされたことはない。
子どもらには笑われるし
情けなや~~。
枠に手を突いて飛び上がろうにも、けっこう深くて・・・
もう笑っちゃって力が入らない。
このまま、ここで暮らさなきゃいけないかな~。
差し入れくらいはしてくれるかな~。
なんてことを思いつつ、ついにセオリーどうりのやり方はあきらめ、
お友達のママに綱の端を持ってもらい、それを足場にして
必死の思いで枠によじ登り
事なきを得た。
いや~最後の最後で、文字通り「落とし穴にはまった」のでした。
自然の中で、都会の喧騒を忘れ、
オープンマインドなパパ・ママたちと語り合い、
さまざまな年齢の子どもたちの元気な姿にほほえみ、
おまけに飛び入り生演奏までしてしまって、
盛りだくさんの楽しい2日間でした。
さあ、またお仕事がんばるぞ~!
食べ過ぎたので、ダイエットにもはげまねば。
NPO法人ファザーリング・ジャパン
http://www.fathering.jp/
安藤パパのブログ
http://ando-papa.seesaa.net/
パパ’s絵本プロジェクト
http://www.ehonnavi.net/ehon03_papa00.asp
スウィートグラス
http://sweetgrass.jp/index.html