ブラジル映画祭

ここ数年、毎年恒例となっているブラジル映画祭に
本日15日、行ってきました。
http://2011.cinemabrasil.info/

今年は音楽関係のドキュメンタリー映画は２本。
ＭＰＢ１９６７
と
ノエル・ホーザ～～リオの詩人

「ＭＰＢ１９６７」は1967年当時盛んだった
ブラジルのポピュラー音楽コンテストの様子。
ヤマハのポプコンみたいなものでしょうかね～。
今や音楽界の重鎮となったそうそうたるメンバーが
初々しい姿で楽曲を演奏します。
どの曲もカッコイイのは言うまでもなく
圧巻だったのは、
観客が声援なのかヤジなのかわからない
怒号を飛ばす中
必死に歌うアーティストたちのひたむきさ。

現在の彼らが「あのときはこうだったんだ」
っていうインタビューに答えるシーンが挟み込まれるのだけど
これがまた笑える・・・。
これから見る方のために詳しくは言いません。
　
軍事政権下のガス抜き的要素もあったというコメントも
非常に興味をそそられたのでした。
ブラジル音楽ファンなら一見の価値ありですよ。

そして、ノエル・ホーザのドキュメンタリー・フィルム。
私はブラジル音楽、特にBossa Nova, Sambaを好んで演奏しているわりには
取り上げる作曲家が偏っていて
ノエル・ホーザはあまりにも有名なだけに
逆に手をつけずに来た人の一人。

しかし、改めてその楽曲群が創作された当時の状況や
ご本人の境遇などに映画を通して触れることができて
とっても興味をそそられる人物であることを再認識しました。

結核のため26歳という若さで亡くなりながら
200曲以上の曲を残しているんです。

すべてが頭からしっぽまでご本人の手によるものかどうか
定かではありませんが
当時は「共作」と称して、曲の売り買いなどが
あったもようですので・・・
まあ、逆に名前がクレジットされていない曲でも
彼の手によるものもあるかもと考えると
チャラなのかも・・・

ノエル・ホーザの曲は
皮肉が利いているけど、基本的にやさしい目線があるな～と。
私の大好きなカルトーラの大ファンだったんだとわかって
ますます親しみがわいてきました。

なんで、17日のライブでは
ノエル・ホーザの曲も演奏しようかな～と
考えております。

では、みなさま
お風邪にはくれぐれもお気をつけて
余力があったら、17日（月）の私目のライブに
お運びいただけたら、これ幸い！
なのであります。

●10月17日（月）　Samba Live at大塚エスペト・ブラジル
Live Start　19：30～　　２ステージ　チャージ：1500円（入れ替えなし）
出演：吉村京花（Vo.)　板垣武志（G)　鈴木厚志（ｐ） 飯島ゆかり（Per) 　浅川宏樹(Sax)
場所：エスペト・ブラジル　豊島区南大塚3-29-5光生ビルB1
Tel： 03-5979-4433
http://aka.gmobb.jp/espetobr/index.html

豪華メンバーとともに、楽しくてせつないサンバをたくさんお届けします。
ブラジルの奥深さを堪能していただけると思います。