吉村京花☆歌う門には福来る

Jazz, Bossa Nova, Sambaを愛するシンガー、吉村京花のブログです。

フォッサマグナ新潟ツアー2日目

2013年01月31日 | ライブ情報
新潟ツアーから帰京後、ドタバタでいろんなご報告が遅れております。
失礼いたしております。

さて、2日目の20日(日)は 胎内市、中条にある
ミュージックラウンジ 花恋(かれん)の新年パーティーでの演奏です。
http://www.tocotoco-tainai.com/shop/detail/?sid=na026

胎内とはまた変わった名前と思ったら2005年に中条町と黒川村が合併によってできた新しい市なんだそうです。
市内を流れる胎内川にちなんで名づけられたそうです。

まるで母親の胎内に抱かれたように・・・


20日の午前に新潟を出発し、普通列車で中条駅まで約1時間。
中条駅周辺でお昼を食べてから現場へ向かおうというもくろみでした。

駅に降り立つと、あらまあ
雪、雪、雪

雪国新潟ですから当たり前ですが・・・

お店らしきものが見当たらない。
なのに旅館の看板だけはやたらと目につくんです。
でも、飲食店は併設していない様子。

スーツケースごろごろしながら雪道をさまよい
行けども行けどもそれらしき影は見当たらず。
中心街はもっと駅から離れたほうなんだね~
なんて話しながら雪と格闘でした。

まあ、こういう行く方しれぬ散策も旅の醍醐味です。

途中からは、相方の貴和子さんに荷物番で待ってもらって、私が偵察へ。

しばらく歩くと住宅街の中にラーメン屋さんの幟を目撃!
しかし、視界の先に入ってはいるけど、道がない。
ぐる~りと大回りしたら、その場所にたどりつけそうで
しかもどうやら私たちがこれから向かう現場の方向であることもわかり
いったん迎えに戻って、二人でそのラーメン屋さんに向かったのでした。

道路に面していなくて看板と幟を頼りに住宅と畑の間を巡って入り込む隠れ家のような場所。

のれんが下がっているので営業しているのだ。
ああよかった!救いの神。

ガラガラとドアを開けると、若いご夫婦が出迎えてくれた。
お客さんは私たちだけ。

ラーメンのだしのいいにおいが漂う店内。
新しくておしゃれなお店だ。
トリとカツオだしのラーメンを注文。
これがあっさりした中にもトリとカツオの香りがしっかりと利いた味わい深いだし。
おお~こんなところで(失礼!)こんなおいしいラーメンが食せるとは思いがけぬ幸せ。
と、例によって写真をとるのも忘れて平らげてしまったのでした。

お見せは汁場(じるば)という珍しい名前でした。
食べログにもあったぞ。
http://tabelog.com/niigata/A1505/A150503/15012973/


それから現場の花恋さんに電話してみたら、あともう少しだということが判明。
また、ごろごろ荷物引いて移動。

2時過ぎに現場に入り、サウンドチェック兼リハ。
今回はリクエストいただいた曲がかなりあり
フォッサマグナにとっても初チャレンジの曲も含まれていました。
綿密な(?)打ち合わせ後、一旦ホテルへチェックイン。
仕切りなおして夜のパーティー演奏へと突入しました。

花恋さんの店内はカラオケも楽しめるおしゃれで気楽なスペース。
ママさんと二人の息子さん、スタッフのみなさん総出で盛り上げてくださいます。

新年会とあって常連さんがたくさんかけつけてくださり
ノリノリで一緒に生演奏を楽しんでくださいました。
中にはお寺の住職さんやその檀家さんもいらして、
地域に密着して愛されている様子が伝わってきます。

ジャズのスタンダードからポップス
アカペラ、フォッサマグナのオリジナルまで
途中客席からのリクエストも飛び出し、
できるだかぎりお答えしつつ、盛り上がったお客様とのやりとりを楽しみました。

終了後も残ったお客様方と呑みながら談笑しました。

住職さんと話していて、その方の宗派は禅宗だとのことで、
私が京都で石庭を訪れたとき
「宇宙を見ているようで、このままずっと見ていたい気持ちになりました」と話すと
「今日はあなたたちの歌を聞いていて、このままずっと聞いていたいと思いましたよ」
とおっしゃってくださいました。

そんなふうに思っていただけるなんて本当にありがたいことです。

初の胎内市でのライブはなごやかに終了し、
とっても楽しい思い出となりました。

お世話になった皆様、お越しくださったお客様
本当にありがとうございました。
(写真はお店のスタッフの皆さんと最後まで残ったお客様と)
コメント
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