この夏休みに、わたしのラボ英語教室の小6の女の子の
ご家庭に、韓国から10才の女の子がホームステイに来ます。
写真を見せてもらいましたら、可愛らしい子、小学生で外国に、
一人でホームステイに来るのですから、大変な冒険です。
先日オリエンテーションに行きましたら、
受け入れご家庭どうしで話し合う時間があり、そのときに
「受け入れユースが一人で散歩に出かけて夜になっても帰ってこなかったらどうする?」という質問を
みんなで考える場面がありました。
あるお母さんが「そんな事態はありえない」と仰っていましたが、
こんな小さな子だったら、まず一人で外国で散歩には行かないでしょうし、絶対に出しませんよね。
以前に我が家に来ていた、アメリカの男の子は、18才でしたので、自立心が高く行動的で、
どんどん一人で外出していました。こういう子の場合はリスクがあります。
そんなとき保護者である私は、どこへ何をしに行って、何時頃帰る予定かをきちんと聞いて送り出しました。
たとえば一度一緒に遊びに行った川の土手に行きたいから自転車を貸して、ランチには少し遅れるけどもどってくる。とか。
あるいは、すぐそこのコンビニへ自分で一人で買い物に行ってくるね、と出かけて間もなく、
「日本語が通じた」と満面の笑顔で戻ってきたりしたっけ。
その後に来たニュージーランドの男の子は、15歳で、
一人で外出することはなく、室内で過ごすことが多かったシャイな子でした。
PCに向かってfacebookをしていることも多かったので、その面で気をつかいました。
なるべく寄り添って話しかけたり、ピアノを弾いたり、
郊外への買い物によく家族で一緒に行きました。
帰国したその子の消息を知るため、私もfacebookを始め、交流が続いていて、
2年前にうちの息子が海を渡り、ご家族にも大変お世話になりました。そして最近、
まあなんと、そのシャイボーイが最近、パパになったのですよ。
嬉しいじゃありませんか!
可愛いプリンセスを抱っこしている写真に、私はもうおばあちゃん気分なのか結構メロメロしてます。
ああ、さてさて3びきのコブタです。
(なぜ国際交流の話をしているかというと、私はこの昔話は、青少年の自立の物語だと思っているからです)
小学生クラスはいま、高学年なので、英語のヒアリングとリピーティングに力を入れてる所です。
"Three Little Pigs" にちなんで、ナーサリーライム(マザーグース)の中から
"This little pig" をしていますが、
低学年までは何やらわからず聞こえていたものが
「あっ"little pig" って言ってるんだ」と、気づいていきます。
「小ブタなんだー」というわけです。
そして棚に並べてある本の "The Little Bookroom"というタイトルを、口に出して読んでいます。
「小さい本の部屋?」
わあすごい、よく読めた、よくわかったねえ。私は嬉しくなってしまいます。
無邪気な幼児さんから、小学生になって一時期、英語を口に出さなくなるときがあります。
それはいわゆる、知恵がついて、だからこそ「わからない」と思ってしまい、口に出せなくなるのですが
わかっていることに気づくと、逆に声に出して言ってみたくなるのですね。
子どもたち、クラスで互いに認め合っているのもいいですね。
「今すごくうまかったね」
「よく聞き取れるね」
誉められた子が、こう言いました。
「聞こえたまんまを、とりあえず言ってみる。ちがうかなと思ったら、また聞く。少しずつ、繰り返すの」