エホバの証人の集会・野外奉仕に完全に行かなくなって早一ヶ月。
特に何かが変わったわけでもなく、普通の「世の人」として細々と生きております。
新しい住居には数冊の雑誌があるだけで、それ以外の「霊的出版物」はありませんし、これからは増えることはないでしょうから、これからこのブログは今手元にある雑誌に突っ込んだり、エホバの証人の回想記として綴っていく予定です。
ではまず、目ざめよ! 2010年9月号 19ページ「1曲の歌が心を動かす」を取り上げたいと思います。
「ほとんど何も理解できず,意思疎通も困難な人の心が,何かの拍子に,まるで暗闇に一筋の光が射し込むかのように,反応する場合がある,ということです。たった1曲の歌が心を動かすこともあるのです。」と語っているように、賛美の歌という1曲がアルツハイマー病の女性を反応させたという感動的な経験だと言いたいようです。
が、その女性は「フィリピンの古いラブソング」も歌い始めたんですよね。
それを歌わせてても「目はきらきらと輝き,満面の笑みを浮かべ」てたかもしれないですよね。賛美の歌じゃなくても。
そんなジュリアナが覚えていた「それらの美しい,感動的な歌」は今年から、リニューアルされた「エホバに歌う」に代わっています。
もし今、こんな場面に遭遇したら現役の信者はこう反応するのでしょうか。
「違うわ,ジュリアナ。その歌は廃止されたのよ。」
「違うわ,ジュリアナ。今は歌詞が変わったのよ。」
「違うわ,ジュリアナ。今は一部のメロディが変わったのよ。」
ところで、「それからしばらくして,ジュリアナは亡くなりました。」より後は編集者が付け足したものと思われます。
どうにか「新しい賛美の歌」と結びつけたいという意図が見えますね。