「エホバの証人が大阪市立阿倍野市民学習センターを不正使用。虚偽で申し込みか?」という記事が投稿されていたので、こちらのブログでも掲載します。
画像の招待ビラで分かると思いますが、4月5日(木)午後 7:00 阿倍野市民学習センター 講堂にてエホバの証人による「主の記念式」が行われます。
投稿者が問題視していたのは、この阿倍野市民学習センターが宗教活動を禁止しているにもかかわらずエホバの証人が利用する予定である、という点です。
大阪市立阿倍野市民学習センターのサイトには
「市民の生涯にわたる学習活動を支援し、生涯学習の振興を図ることにより、市民の文化と教養を高め、市民生活の向上に寄与することを目的」(条例第2条)として設置された施設です。
上記の目的に基づき、大阪市民もしくは市内に通学通勤されている方で構成されたグループ・団体の学習会や研修会などにご利用いただけます。
政治活動、宗教活動、また物品販売など営利活動の目的での利用はできません。
パーティなど飲食を伴う利用はご遠慮ください。
とあり、宗教活動での利用を明確に禁止しています。しかも「油注がれた残りの者」が出席していれば「飲食を伴う利用」になる可能性だってあるわけですよね。(貸室案内のページにも飲酒ができないことが明記されています。)
宗教活動であることを隠して申し込んだのか、エホバの証人だけ特別扱いしてもらったのか分かりませんが、市民の税金で運営されている公共施設が「市民の文化と教養を高めることもなく、市民生活の向上に寄与することもない」団体に貸し出されることが許されるのでしょうか?
上位の権威に従うはずのエホバの証人が、利用規約を無視してまで開催することに疑問を抱きます。
[追記] 4月2日現在の状況(大阪市在住の方が問い合わせてくれています。)
共産党阿倍野委員会からセンターに問い合わせてくれました。 申込者は「阿倍野会衆」。宗教団体との認識はなかったため、申し込みを受理してしまった。当日は講堂でなされる内容をしっかりチェックし、今後は貸さないようにしたい」とのことでした。
センターとしては、今回は申し込みを受理しちゃったので、いまさら使うなとは言えないとのこと。次回以降は使わせないよう注意する、とのことでした。
センターを所管している、財団法人 大阪市教育振興公社に電話しました。庶務課長さんが対応してくれました。事情を説明したところ、状況を確認して追って連絡する(週明けになるかも)とのことでした。
大阪市教育振興公社より連絡ありました。阿倍野会衆は2007年と2010年にも利用実績があるとのこと。
「申請書に利用内容を何と書いているのか確認してほしい。また申請者に『あなたたちがやろうとしているのは宗教活動なのか』と確認してほしい」と伝えました。
「地域住民はビラを受け取り、センターで宗教行事が行われることを知っている。このままでは。市が公共施設での宗教行事を認めているとみなされかねない。それは市にとっても問題だし、規則を無視しているエホバの証人にとっても問題なはずだ」と伝えました。
[使用申込書]
ある方から阿倍野会衆の「使用申込書」コピーを提供していただきました。
「施設の条例・規則を遵守します」と申し込んでおきながら、内容は宗教行事という、これが「善良な市民」のやることでしょうか。
「使用目的・内容」は「講座・研修」と記載しているのも悪意が感じられます。