「鹿男あをによし」「鴨川ホルモー」の作者である万城目学さんの初のエッセイ集。
すんごく面白かったです。5つ★あげちゃいます。今まで小説から受ける印象しかなかった万城目さん、京都大卒だっていうから、凄い人なんだろうな・・・と思いきや、ごくごく庶民的な人で好感度大^^普段の彼の口調とか思考回路とかを読ませて頂いたら親近感が沸いてしまいました。良い感じの人だな~友達になれそうな人だな~という印象で、前よりもっと彼の事が好きになってしまいました。
ちょっと男「アメリ」っぽい感じもあるかな? bと6を間違った件などで、10年サイクル(思い込み^^)とか、万城目学さんが働いていた時の同僚のお話や、まきめっち(「っち」=複数形^^の方言とか)色々面白いお話が一杯で、時にハートフル、時に笑える内容で、関西人ならではの産まれ持ったユーモアセンス?とサービス精神に溢れていました。
小説家になるまでの経緯も書かれているし、(高校の時の先生の国語の先生の寛大な?評価というのも、小さなきっかけに・・・)
あと、普段小説ではわざと標準語で書いているものの、普段は関西弁を話されているというのが意外で面白かった。万城目さんが若い学生の時、色々な国を旅行したエピソードも一杯書かれています。
色々印象に残ったエピソードはあるのですが、中でも、ゴキブリの話しが最も可笑しかった。「戦う」「逃げる」「なかったことにする」の3選択肢(私は死ぬ気で、しぶしぶ戦う派)
「第一発見者」と「第一発見者より告知される側」には爆笑!私は第一発見者側だな。大阪のGの方が東京よりもデカくて光ってるっていうのは、怖ろしい
あと万城目さんのおじいちゃん(耳鼻科のお医者さんだったんですね)が鼻血をしょっちゅう出す孫の鼻の中を焼かなかった理由^^や、家で妹が飼っていた「ねね」という猫(エムボマが受けた!)の話しなんかも、結構ジーンと来ました。
万城目学さんは、1976年産まれだというから、私とは10才以上も年が離れているのに、なんだか同じ様な年代の人の様な錯覚を覚えるのは何故なんだろう・・・?彼がエッセイで挙げる名詞(芸能人だったり、映画だったり)は、私の世代にもストライクなのですよ。映画「キッズリターン」(私も好きなのデス)や、スピッツの「チェリー」とYUIたんの「CHERRY」、渡辺篤史の建物探訪・・・
そして、この人が、「鹿男あをによし」や「鴨川ホルモー」を書いたというのが、すごく納得が行きました。モンゴルの奥地のタイガでの生活話しにはビックリ。そこで出会ったトナカイがきっかけになって、鹿男に繋がったんですね。
「鹿男あをによし」「鴨川ホルモー」感想 万城目学
「ホルモー六景」も数ヶ月前に読んだのですが、感想書きそびれちゃいました。ほどほどに面白かったです。
面白いエッセイでしたよね~。
気になったのは、正体不明の鳥に遭遇した思い出の話。茶巾絞りのオニや、モンゴルでの出来事が小説に繋がったように、あの鳥も今後の作品に登場したりして…なんて、妄想を膨らませてます。
幅広い内容のエッセイでしたね。
読んで一気に親近感が増しました。
同じく、映画やメディア関係の話題に反応しちゃいました。
これからの小説も楽しみです。
トラックバック、今回も反映されて安心しました。
過去分は大丈夫とのことで深夜操業が少し短縮できます(汗)。
ありがとうございます。
これからも、よろしくお願いしますね。
まずは、ちょっと残念だった件、なるほど~そういう事だったのですね!小説だと思っていて、あら、エッセイだったのね・・・っ事が解り、ちょっと残念な気持ちになった経験は私も何度もあります★
キャ!、エビノートさんは、Gに遭遇したら、「なかったことにする」派なのですね? 私も気分的には絶対そうしたいんだけど、どこかで増えたらどうしよう・・・と、不安で、やっつけるまでは眠れないんです・・・。
>気になったのは、正体不明の鳥に遭遇した思い出の話。
黄色いでかい鳥が2羽でしたよね♪色的にもシュールでしたー。家族それぞれの鳥遭遇時の印象が笑えました。
藍色さんも、これを読んで一気に親近感が増しちゃったのですね~★ 小説では、音楽といえば、さださんの事が印象に残っていたのですが、エッセイでは、凄く沢山のアーティストが登場してましたよね
そうそう、ショーシャンクも出て来てましたー!
割と年の割には、ちょっと上の世代の人が反応する作品や音楽にもお詳しいみたいですね
トラックバック、そうですよ~!もうこれ以上大丈夫ですから
藍色さん、今後とも、また宜しくお願いしまーす!
借りてきた日に一気に読んでしまいました
山崎ナオコーラさんのエッセイがちょっと期待ハズレだったので、マキメさんはどうだろう~ってちょっと不安だったのですが、品が良くてしかも妄想系の方だったのですっごくツボにハマってしまいました
頭の中にある曲の名前が出てこなくて、家の人の前で散々歌わされた挙句「知らん」と言われたエピソードがあったのを覚えておられるかな~?
私の友人で、レコード屋さんでそれをやった人がいるんですよ。
勇気あるわ~って感心したのだけど(笑)
で、彼女の歌が上手かったのか、店員さんの耳が良かったのか、見事お目当てのタイトルがわかったのです。(ちなみにボロディンの「ダッタン人の踊り」だったんですけどね)
他にも面白エピソードがいっぱいで爆笑しまくっていたので夫が奇異な目で見てました
ちなみに、今、夫も読んでいます。
旅の章なんかは、一風変わった場所にばかり行っておられて、latifaさんも興味ある場所(特に中近東)ばかりじゃないかな~なんて思ってました
うん、うん、どこか品が良いっていうの解る気がするわ~。ツンツンした品の良さじゃなくて、自然な感じの、すくすく育った育ちの良さ(なんだそりゃ)を感じるわ。
あのね、こっちのFM局でJ-WAVEというのがあるの。そのとある番組で「ミュージックレスキュー」ってコーナーが毎日あって、歌えるんだけど、このタイトルと歌ってる人は誰か?っていうのを人に調べてもらうという主旨なの。質問は留守電にメッセージを入れておけば、後でそれをラジオでかけてくれて、それを聞いて解った人が電話やメールでラジオでお答えするの。家は娘が2回ほど使わせてもらったの☆すごく良い番組でしょう
ミチさんのお友達、勇気あるわぁ~^^ 私も若い時とか、すごく知りたいのに、解らない~っていうので、もんもんとした経験が一杯あるわー
この作品も、貴ブログのタイトルで読んでみようと思ったんですよ。
万城目さんの著作は初めてだったのですが、「男アメリ」に納得~。。
かなりな不思議ちゃんですよね。関西人の笑いとはちょっと違うような気も・・・。
表紙の男性は、万城目さんなのかな~。これからも読み続けたい作家さんです。
今は『鴨川ホルモー』の後、『ホルモー六景』読んでるところです♪
ではでは、また来ます~。
うぉ~~!この本、読まれましたか!
いやはや、、、私個人で、面白い~とか、つまらない~とか勝手に言ってるので、もし外しちゃってたらスイマセン
で、そうですか!関西人の笑いとは微妙に違うのね?やっぱり男不思議ちゃんって事でしょうかね?^^実際に関西人の真紅さまだと、その辺りが良くお解りになると思います
でも、確か、この本の中で「優秀な人は、不思議ちゃんである」説が無かったでしたっけ?大根だか・・のエピソードで。ということは、ご本人は自分の事は不思議ちゃんとは自覚してないのかも でも第三者から見ると充分不思議な面白い人ですよね♪
現在は、鴨川ホルモー、ホルモー六景をお読みなんですね~そちらの感想も楽しみです!私はまずまず面白かったけど、大絶賛って程ではなかったかな・・・。
真紅さまなら、馴染みの場所とかも出てきて(京都などもお近くでしょうか?)、なおさら楽しめるかもしれません~
面白かったですね~。
万城目さんの小説ももちろんですが、エッセイもまた世みたいですね。
私もこの本を読む前よりも読んだ後の方がますます好きになりました♪
私も万城目さんの小説でもエッセイでもいいから、また新作が早く読みたいです~。
先日同じ京都の作家さんの、森見登美彦さんの本 「夜は短し歩けよ乙女」を読んだのですが(彼の本は初めて読んだ)、それほど面白くは読めなかったんです・・・。