これ、金城さんの体験した実話ベースというから、恐ろしい・・・
「レヴォリューションNO.3」「フライ、ダディ、フライ」「SPEED」などの、ゾンビーズシリーズの完結編!とのこと。ゾンビーズは大好き。中でも一番好きなのは、NO.3かな。
で、この「レヴォリューションNO.0」
読んだ感想としては、面白かったのですが、なんとなく大満足!という感じではなかったというか・・・。あと1.5倍ほどのボリューム感が欲しかったな・・と思いました。4つ☆
とはいえ、お馴染みのメンバーが登場して、それぞれが、それらしい行動をするので、安心して楽しく読めました。
特に山下のダメっぷりは相変わらず微笑ましかったし、まだ元気だった頃のメンバーの一人や、保健室のオバチャンをたらしこむアギー、いつも格好いいスンシンなど・・。
「レヴォリューションNO.3」を読んだのが、だいぶ前なので、結構忘れちゃっている状態で、この本を読んだので、また読み返してみたいです。
内容的にも、いつもながらの金城節の、熱い反骨精神?が感じられて、そういう処も良かったです。あちこちの文章に、それは散りばめられており、中でも142頁の
「なにかが間違っているのに、それが当たり前みたいになってたら、そのままにしておいちゃいけないんだ。間違ってるぞってちゃんと声を上げたり、間違いを気づかせるために行動する人間が必要だと思うんだ」
という処があって、こういう姿勢っていうのは、今の日本の政治とかにも通じる事でもあり、日本人達に向かってのメッセージとも受け取れますよね。
その中でも特に若い子に、もっと怒って、もっと体当たりでがむしゃらに行動しても良いんじゃないか、ガッツを持て!っていう応援と、はっぱをかける意味を込められている様に感じました。
そして144頁に
「結局僕の父親は、僕がどうして殴られたのかは聞いてくれなかった」
最初から僕が悪いと決めつけているのだ。僕だったら体罰を受けても仕方がないと思いこんでいるのだ。かわいそうに。
たった一言「いったいなにがあったんだ?」と聞きさえすれば、僕と仲間達の血湧き肉躍る冒険の話を聞けたのに。
という部分には、はっとさせられました。
そして、僕はブランドもののバックを持つ大人は信用しないことにしている、というのも金城さんらしいな、と思いました。
それとこれは私の読解力が無い為に解らなかったんだと思いますが、「扉の向こうの、光の中」には一体何があったのか?そのあたりが、ハッキリ解らなかったのが残念でした。
「レヴォリューションNO.0」金城一紀 / 2011-03-01
(内容 あらすじ)停学明けの一週間ぶりの学校で、僕らを待っていたのは、「第一学年団体訓練開催のお知らせ」だった…。ザ・ゾンビーズ結成前夜を描く、シリーズ、完結篇。
でも、まだ本になっていないNO.1と2が今後も出て来ると思って良いのでしょうか?もしそうなら楽しみだなー!
でも、そうなると本作が完結編!と言うのはどういう意味なのかな?
「映画篇」1話が良かった~♪
「レヴォリューションNO3」感想
ゾンビーズ・シリーズ、これで最後なのかな? なんか寂しいよね~。
1と2は、もう既に語られているんじゃないかな? 『GO』とか『フライ、ダディ~』とかで。
私も、あの「光」が何なのかわからなかったよ。。謎
で、↓の糸糸山さんの本、面白そうね。
西村さんの『苦役列車』は読んだんだけど、感想は書かなかった。。
なんか、私は西村さんの小説、もういいかなって思ってるんですよ。
『きことわ』は、途中で挫折したしね。
読みたい本は山積みなんだけど、、時間が足りないよ~。
えっ、『GO』とか『フライ、ダディ~』とかが、1とか2にあたるのかぃ?!
実は「GO」は映画だけしか見て無くて、小説は未読なのよ。で、フライ~は、内容結構忘れちゃっているんだよね・・・。
で、あの「光」真紅さんも、解らなかったんだね? 誰かあの「光」について解説してくれないだろうか・・・。
糸糸山さん 糸を2回書いてくれたのね?^^ 出ないよねー。この糸2つ並んでる漢字! 薄い本だし、3つの短編なので、ちょっとした時間にさっくり読めるよ
で、西村さん。以前真紅さんちで、感想アップされていたよね。その本は図書館に置いてなくて未読なのだけれど、実は真紅さん、その後「苦役列車」も読まれていたのねー。
もういいかな、っていうの、妙に可笑しくて(気持ち解るから)PCの前で、怪しい笑みを浮かべてしまった・・・
で、「きことわ」は途中で挫折しちゃったのか~。なんかね、「きことわ」って、ノルウェイの森に出てた、(ここでしばし検索)水原希子さんっぽさ?を感じるんだよな。
いずれにしても、私は、両方(「苦役」も「きことわ」)も、それほど好みの小説では無かったみたい。
全然悪くないんだけど、もっと…!!って思っちゃいますよね。
なんとか続き読みたいけど、難しそうですかね。
もう会えないと思うと残念だ。
ちきちきさんの感想を読んだ時、やっぱり、ちょっと物足りないって思われたんだな~って
そうそう、全然悪く無いんですが、もっと・・ってハードル高くなってしまって。
先日あるブロガーさんからの情報で、今後は南方だけの話を書く予定らしいとか・・・。
ゾンビーズも、多い人が希望すれば、もしや続編とか、何か書いてくれるかもしれませんね。
待ちに待ったゾンビーズシリーズ。なのに完結篇だなんて悲しすぎますよね。
このシリーズはどの作品も好きですが特に隙なのは「フライ、ダディ、フライ」です^^
舜臣にすっかり惚れてしまいました。
面白かったのですが、もっとボリュームがほしかったですよね。
それでもゾンビーズの決死の脱出劇は手に汗握る展開でした。
ぜひまた、ゾンビーズの作品を書いてほしいですね。
そして、お願いなのですが、私のブログにリンクを貼らせていただいてもよろしいでしょうか?
苗坊さんが特にお気に入りなのは、フライダディ~なのですね。私も大好きです。
スンシン、カッコ良すぎです~~。男が惚れる男(もちろん女子もですが)
でも、スンシンの名前って・・・日本人の侵略者を撃退した韓国の英雄の名前ですよね・・そこんところ、ほんのちょっとだけ自分は日本人なので・・微妙に思っちゃう処もあるんだけど・・
あ、だからって変な気持ちは無いし、金城ファンなんですけれどもね
もちろんですよ!とても嬉しいです。ありがとうございます。私もお友達ブログリストに載せさせてくださいませ