
「テルマエ・ロマエ」の作者のヤマザキマリさんの別の本も読んでみたいな・・と思って読んだのが「モーレツ!イタリア家族」です。読んだ順番としては、「テルマエ」1,2→「モーレツ」→テルマエ3巻 という順番です。
面白かった~。まあ、雰囲気としては、「ダーリンは外国人」等と少し似たジャンルですが、あちらは言葉遊びをメインにしてますし、こちらは実際に結婚してみて、イタリアと日本の文化の違いや、イタリアの家族の内情?などがリアルに語られています。漫画なので読みやすいです。
一番印象に残った処は、ヤマザキさんの旦那様のお人柄でしょうか。
イタリア人というと、日本人は勝手に、明るくて陽気な女たらしのイメージか、もしくは色気あるちょい悪オヤジみたいな風に思っている処がありますよね。でも、そういう人ばかりじゃないんだなあ(色々な人がいるのは当たり前ですが

あと、ヤマザキさんが最初にイタリアに行った時に知り合いになった、ダンディでちょい女タラシの男性と、旦那様との偶然の繋がりの縁というか・・・そういうのはスゴイなー!運命を感じるなぁ~と思いました。
ここで「テルマエ・ロマエ」についても書いておきます。

面白さの度合いとしては、1>3>2 でした。2巻は最初の話が、結構男性の下についてのリアルな描写とか内容があって

「テルマエ~」は、「聖☆おにいさん」と、どこか似た匂いを感じるジャンルの本ですが、「聖☆おにいさん」は段々宗教的な事が解らないとついていけない部分や、メインの2人以外のキャラが沢山登場するようになってしまって、段々私の中で盛り下がって行ってしまって、4巻までは購入したものの、5巻以降は買っていません。
今度「テルマエ~」は阿部寛と上戸彩で映画化されるそうで、そちらも楽しみ!
モーレツ!イタリア家族 / 2006-10-13
テルマエ・ロマエの面白さの根源は、マリさんのご家族だってことが良く分かりましたね!
バイタリティに溢れるイタリア家族、外から見ていると楽しいけど、一緒に暮らしたら疲れそうだなぁ(>_<)
確かに、外から見ていると賑やかで楽しそうって、微笑ましく思うけど、自分がいざその立場になったら、結構大変そう・・・。
アモーレな家族の子供は、たとえ学校でイジメにあっても、絶望して自ら命を絶つってことは、あまり無いという部分が、とても印象に残りました(感想に書くのをうっかり忘れ、Rokoさんちで読んで気がつきました。
小説家で、大著「ローマ人の物語」を書いた塩野七生女史が、古代ローマ人と日本人の共通点として挙げているのが、
①どちらもお風呂が好き
②どちらも宗教が多神教
という二点です。
ある年の夏にローマへ行きましたところ、北アフリカの熱波が北上し、途中の地中海で湿気を含んでイタリア半島を襲い、ものすごい高温多湿になりました。最高気温38℃…こりゃ、日本の夏と変わらん。このような高温多湿な気候では、お風呂にでも入らないと、やっていけない、としみじみ思いました。
ヨーロッパアルプスを越えた南ドイツでは、同じ時に最高気温23℃だったのに。それで、古代ローマ人はお風呂が好きなんだな、と納得しました。
漫画「テルマエ・ロマエ」の一画面に、古代ローマの街路と町屋を描いた場面がありました。これが、ポンペイ遺跡の石畳の道と建物と全く同じ情景ですね。作者はよく調べて描いている、というよりは、近時は、冒頭に挙げた著作のおかげで、かなりの数の日本人が、古代ローマ通になっているのでしょう。
かくいう小生の名前も、古代ローマの貴族の家門名のひとつですから、同じ穴のムジナか…。
多神教の長所は、他民族の神々や宗教を平気で受け入れてしまうこと。というよりは、正しくは、神サンの数がいくら増えても、全く意に介さないことか。
現代、欧米地域で、一神教のキリスト教とイスラム教がギクシャクしているみたいですが、日本人はそういうことはない?!
お久しぶりです。お元気そうで、何よりです。
こちらは急な雷と雨ですが、そちらは大丈夫かしら・・・
塩野七生さんの本、テルマエロマエのヒットで、密かに読まれる方がじわじわ増えているらしいです。
>古代ローマ人と日本人の共通点として挙げているのが、
①どちらもお風呂が好き
②どちらも宗教が多神教
素晴らしい!!
個人的に2が、平和な世の中になる基板?の様な気がして、好きです。
>北アフリカの熱波が北上し、途中の地中海で湿気を含んでイタリア半島を襲い、ものすごい高温多湿になりました。最高気温38℃…
地中海を越える前だと、シロッコって言うんでしたっけ?(さだかじゃないです(^^ゞ)チュニジアなどで、そういう風が毎年吹くと聞いていますが、多湿なのはキツイですね。乾燥していると高温でも、なんとかなりますが・・。
テルマエ~の作者のヤマザキマリさんは、14歳の時、たった一人でイタリアはじめヨーロッパに1年間滞在されたということで、凄い人だなぁ~!と感心します。旦那様はイタリア人ですし、凄く色々研究熱心なお方の様ですね。
小生、友人とともに、10数年前に、東北地方の温泉郷を5年くらいかけて、巡ったことがあります。日本には各地に温泉地が在りますが、なんといっても湯治場の雰囲気かいまだに残っているのは、東北の温泉でしょう。
昔の人は、田植えや稲刈りの後に、身体を癒すために温泉に行ったのかな、という感慨を持ちました。漫画「テルマエ・ロマエⅠ」で紹介されていた八幡平や乳頭温泉郷にも行きました。
主として、山奥の一軒屋の温泉宿、電気も来ていない所を狙いましたから、そういうところは、混浴です。まあ、残念ながら、期待したような眼福に浴したことはありませんが。
東北の鬼首(オニコウベ)温泉での失敗談をひとつ。
鬼首温泉には、定期的に温水を噴出す間欠泉が有りまして、朝早くに見物に行きました。そこには、間欠泉から溢れた温水が溜まってプールになっていました。こりゃ、丁度いいや、とばかりに温水プールで朝風呂とシャレ込んだのです。ところが、しばらくしてから、多くの見物客がゾロゾロやって来たのです。当方は一糸まとわぬ姿ですから、湯から出るに出られぬ仕儀となりました。ウ~ム、ここで出ると公然ワイセツ罪かなあ…と困りました。
幸い、日本人には裸体に対して羞恥心があるらしく、見物人の方が、ソソクサと退去してくれましたので、こと無きを得ました。
温泉巡りには、他にも色々と失敗しました。今では笑い話です。
そうなんですかー、ホラチウスさんは温泉通でもあったんですね。
3年あちこち回られたとか、羨ましいですー。
鬼首温泉のエピソード、楽しく微笑ましいです。誰もいない、温泉プール??は、ソソられます。
先日「るるぶ」だったか・・・。何かの旅行のパンフレットの表紙に、テルマエロマエの絵が使われていて、日本温泉100選!とか・・書かれていました。面白いコラボだな~と感心していました。
漫画テルマエ・ロマエの第Ⅳ巻で、ルシウスは、やっとラテン語を話せる平たい顔族のさつきさんに巡り会えたようですが、このさつきさんの小女時代のローマかぶれぶりは、見ていて噴き出してしまうほど面白いです。
ローマの歴史を学んで一番困るのが、国によって固有名詞の発音が全く異なることです。例えば、
ユリウス・カエサル (ラテン語)
ジュリアス・シーザー (英語)
ジュリオ・チェーザレ (イタリア語)
…どう見ても、これらは別人と思えてしまいます。
ローマ帝国の末期、東方からフン族が帝国領土内に侵入して来ます。このフン族の首領の名をアッティラと言い、彼に会ったローマ人が一様に驚いたのが、その平たい顔でした。
人類400万年の進化の大筋は、ひと言で言えば「幼児化」です。子供の頃の顔は大人顔よりも平たいです。成人しても子供の状態を保っている、そういう方向の変化が、人類の辿ってきた進化らしいのです。
平たい顔族は、進化の究極の姿なのか。残念ながら、そこまで断定するのは、今のところ早計です。
平たい顔は、
①寒冷地に適応した姿
②成長期における動物性タンパク質やカルシウムの摂取不足
という説もありますから。
ところで、ハドリアヌス帝の身近で養育されているマルクスは、後に哲人皇帝と言われるマルクス・アウレリウスのことかな。五賢帝の最後やね。
先日、映画版も見て来ました。
>漫画テルマエ・ロマエの第Ⅳ巻で、ルシウスは、やっとラテン語を話せる平たい顔族のさつきさん
面白かったですねー。こういう女性が登場してくるとは。5巻目以降は、どうなるのかな?
映画では、上戸彩さんが、さつきさんの役なのかな?と思っていたら、全く別の、映画版だけの役柄でした。
>国によって固有名詞の発音が全く異なること
そうなんですよねー。
私も、フランス語でのミッシェル君が、英語ではマイケル。
英語でのベンジャミンが、フランス語では、バジャマ(私の耳には、そういう風に聞こえました)というのを知って、驚愕したことがあります。
>人類400万年の進化の大筋は、ひと言で言えば「幼児化」です。子供の頃の顔は大人顔よりも平たいです。成人しても子供の状態を保っている、そういう方向の変化が、人類の辿ってきた進化らしいのです。
平たい顔族は、進化の究極の姿なのか。残念ながら、そこまで断定するのは、今のところ早計です。
平たい顔は、
①寒冷地に適応した姿
②成長期における動物性タンパク質やカルシウムの摂取不足
ほぉ~~!!興味深いお話を、ありがとうございました。
確かに、北極圏に近い処に住む民族は、私たちに似た外見をしているなぁ~と思ったことがあります。
大都会ニューヨークや東京の市民ひとり当りが一日に使用する平均水量は、0.5㎥です。実は。古代ローマの市民も同じ量を使っていたのです。都市のインフラとしての上・下水道が完備していたのですね。古代ローマが、長く繁栄を続けられたのは、ローマ文明に浴すれば、健康で文化的な生活が保証されたことも一因と思われます。
中世ヨーロッパの町は、上下水道が完備していませんでした。3世紀以降に伝播したキリスト教により、人前で裸体を曝すことは不道徳とされ、テルマエ(大浴場)も廃れました。
中世ヨーロッパの町では、人間の排泄物は、信じられない話ですが、家の窓から道路へ捨てられたそうです。これが、町中にネズミや害虫を大量発生させる原因となり、その結果、ペストやコレラを大流行させたのです。
古代ローマでは、ペストの流行というのはなかったと思います。ヨーロッパが、古代ローマの生活水準を越えたのは、18世紀後半の産業革命以後、と言われています。
>古代ローマの市民も同じ量を使っていたのです。都市のインフラとしての上・下水道が完備していたのですね。古代ローマが、長く繁栄を続けられたのは、ローマ文明に浴すれば、健康で文化的な生活が保証されたことも一因と思われます。
上下水道の完備って、非常に重要ですよねー。
同じ量の水を使っていたのは、始めて知りました。
> 中世ヨーロッパの町では、人間の排泄物は、信じられない話ですが、家の窓から道路へ捨てられたそうです。これが、町中にネズミや害虫を大量発生させる原因となり、その結果、ペストやコレラを大流行させたのです。
そうらしいですねー。
私も以前これを聞いて衝撃を受けました。
花のパリも、実は結構臭かったようですね。