原題:孝子洞理髪師、レンタル開始になったので早速見ました。
普通に面白く見ました。面白いところと、ちょっと・・・って部分が混ざってました。
う~~ん、みなさん、ソンガンホさんをべた褒めしていらっしゃる方が
多いみたいですが、私は、これを小柄なやせっぽっちの人が演じたら、
どうだっただろう・・・って思ったのです。
だって、大統領や側近よりも、ソンガンホ氏の方がでかくて、迫力がある
んですもん・・・そのでかい人がちっちゃくなってる姿っていうのも味がある・・・
って方もいると思うのですが、私は、この役を演じるにはガタイが良すぎた気が
したんです。演技は相変わらず上手でしたよ。
例えば、日本で言ったら浮かばないけれど、くさなぎ君みたいな
(ちょっと若すぎるけど)人が演じたらどうだっただろう・・・と
思い、それじゃ韓国の有名どころの俳優さんで、小柄で痩せてる人
って考えたらいないんですよ・・・みんな背が大きいか、小さくても
鍛えてる中年しかいないんですね。そう思ったら、韓国の中年男優で
そういう役をやれるスターがいないことを発見。
元々軟弱・ひ弱な男性っていうのが支持されないって事もあるかも
しれませんが、日本では、そういう人が主人公になってるドラマとか
少なくないし、そういう人が主人公の作品、私は好きなんです。
1960年代の韓国舞台にして、朴大統領とその理髪師(一般市民)
を通じて当時の雰囲気とかを、ブラックユーモア的に、かつ風刺
しながら描いた映画なのですが、私がどう考えても嫌だったのは
★ネタバレ部分、白文字にしています★
まだ10歳の子供を電気拷問にかけるなんて、信じられないです・・・
戻って来た時には両足立てなくなってるなんて、これも嫌過ぎ。
笑える様な設定に(カラフルな電光等)していたんでしょうけれど
本当に(大人で)現実に電気拷問に遭われた方々だっていらっしゃる
だろうし・・・ちょっと私には笑えないどころか、嫌だな・・って
思ってしまいました。
尚、マルクス病事件とは、映画の中だけに存在するフィクションで
実際には、このような事件はなかったそうです。
朴大統領や、60年代から70年代までの韓国の歴史を知ってから
見た方がより良い映画でしょうね・・・
こういう一般市民と、当時の政治下での世の中の風刺を照らし合わせた
系の映画は、見るのがちょっと易しくない気もします・・・
何も予備知識無しで見ても面白い!って老若男女が思える映画ではないですよね。
私は誰が見ても面白い映画・解る映画の方がどちらかと言えば好きかな・・・
そういう私も勉強不足で、韓国の歴史や背景を良く解ってるって訳じゃなく、
でも去年MBCで「英雄時代」というドラマを見ていたので、
朴大統領についてや、朴大統領の側近の人達の様子、当時の政治の
様子などを少しかじっていたので、見やすかったです。
韓国版ポスター 日本のは理容院の中で立ってる写真ですよね。
http://www.seoulselection.com/写真出所及び、他の映画の中の写真も幾つか見れるサイト
ソン・ガンホ ムン・ソリ リュ・スンス イ・ジェウン
監督・脚本:イム・チャンサン
脚色:チャン・ミンソク
公式HP 大統領の理髪師
(そこから調べてみようかな~と思う場合もあれば、それで納得する場合もあるけれど。)
見てみたいな~って思いました♪
おじいさん役世代なら小柄いてるけど(カン・ドックとか)。私も思いつかない!背は小さくてもガリガリの人がいませんね。やっぱりお国柄?
時代物のドラマはほんとに共感できることは少ないように思えます。だから私もnekoさんみたいに「へえ~」って思いながら見てるような気がします。
同世代のものは同世代で、「私はこんなことしてないしなあ・・・」とか比べちゃうんでねー。
ややこしいなあ我ながら(笑)
ありますー!私も2とおりあります。
でも私の場合、腰が重くて、面倒くさがりやなので、なかなか今度調べてみよう~って思いつつ、そのまんまになっちゃう事も多いんです・・・
色々あの後考えて見たんだけれど・・・マッチョじゃなくて、ちょっと運動苦手系の主役の人っていないみたいな・・・。唯一「猟奇的な彼女のキョヌくらいか?」(レイさんもし見てたらごめん!フォローとしては、私及び周りの人はみんなキョヌ及び、猟奇的な彼女が凄く好きです)という結果になりました・・・。
私も、時代物のドラマはほんとに共感できることは少ないです。チャングムはその珍しい例でした。
>同世代のものは同世代で、「私はこんなことしてないしなあ・・・」とか比べちゃうんでねー。
うはははー!!それ、私もあります。だからあんまり同じ時代でも逆にダメだったりする・・・
僕は映画館で観ました。
感想をブログに書いたのでTBします、よろしくお願いします。
彼は確かにでかいですが、小心者を実に良く演じているので、
彼でよかったなぁと思っています。
あ、例のシーン、たしかに嫌ですね、妙に軽薄にしてありますよね。
ソンガンホさん、好きな俳優さんなんですよ。いつも演技が上手いので、安心して見ていられる??俳優さんですよね。小心者の役とても上手に演じられていたと思いますヨ♪
ただ、私は、あまのじゃくな性格なもんで、つい小さい人が演じたらどうだったかな?なんて思っちゃったんです
この映画「妙に軽薄」なところがあるのは
軽薄に描いても観客はその背景の事実を「みんな」よく知っているので、
きちんと捉えることができるからだろうと思います。
反対にいえば、「笑」で描くほど、監督含めて観客が歴史に向き合ってきたしるしなのだろうと思っています。
実はこの映画の時代が終わった直後の1980年、「光州事件」という悲惨な事件が起きます。はげの大統領を悪く描いているのは、それが影響しているのだろうと思います。
どちらにせよ、あまり隣の国を知らない日本人が隣の国の現代史に興味を持つきっかけになればいいですね。
ようこそ、こんなブログにお立ち寄り下さって、コメントまで残して下さいました。ありがとうございます
>軽薄に描いても観客はその背景の事実を「みんな」よく知っているので、きちんと捉えることができるからだろうと思います。
そうですね・・・この映画は韓国国民ならば当然知っているという前提で書かれているわけで・・・私を含め、あまり良く知らない者が見て、どうこう言う資格は無いのかもしれませんね・・・
「光州事件」
これは少しだけ知っています。以前「砂時計」という10年位前に非常に人気があった韓国ドラマで見ました^^
>あまり隣の国を知らない日本人が隣の国の現代史に興味を持つきっかけになればいいですね
その通りですね!何も知らないよりは、こういう映画とかちょっとした何かきっかけで、少しでも多い人が知ったり、興味を持つようになる事は絶対悪いことじゃないですものね。
また今後ともどうぞ宜しくお願いいたします
そうではないかと思いつつ観てましたが、やっぱりそうでしたかー。
そういえば、韓国の俳優さんって皆、背が高くてマッチョですよね。でも顔が厳ついソンガンホ氏は、大統領みたいなホワイトカラーという感じにはちょっと見えないですね…
結構色々な部分、もはや忘れてしまっている部分があるのが、恐ろしい・・・。
最近は、こうやってレビューとか書かないでおくと、殆ど全部忘れちゃったりして・・・・。
いや、書いていても、覚えてない処があって、真剣に将来が不安です・・・