今日発売になった羽海野さんの「3月のライオン」の4巻、さっそく買って来ちゃいました。
4巻も凄く良かったです!
今の処 2=4>3>1 って感じです。
羽海野さんの手法というかに、一ページの中で、普通の漫画が進むのと同時に、上下2段とかの黒い横長枠に、零君の心の中で思った事が書いてある時がありますよね。映画だと、物語の後ろでナレーションが流れるあの感じ♪あれが良い効果出てますよねー。
二階堂君が「そう思わないでどうしてやっていける」と言った時のページとか
チャプター35
宗谷さんの天才ぶりが、すんごい痺れますっ (元々宗谷さんは、登場した時からタイプな気がしていたんですよ~)で、今回のお話で、最も好きだったというか、心揺さぶられたのが、キョウコと一緒にいた零君を見て、一度は帰ろうとしたヒナちゃんが、戻って来て「これ食べて!」というシーンです。ヒナちゃんのこのまっすぐさが大好きです (こういうの私は全く出来ない人なんで・・)
で、このおいなりさんが、非常~~に美味しそうなんですよ。レンコン入りとワサビ漬けの入ったやつって~~~そんなの食べた事ありませんよ!!!食べたいーっ。(はなまるうどんに売ってた、わさびいなりとか、柚いなりでさえ、すんごい美味しくて大好きでした)
チャプター38
担任の先生が、零君に「俺は見てたよ」って、がんばってた事、先生が同じ年の時は、なんもやってなかったのに・・・って言う処。それを零君が やめて欲しい
このひとはいつだって~~「こんな風にいきなりは」「ほんと」「困るんだ」って黒枠で小さく3つわけて載せてるところが、もう~くぅ~~っ
この担任の先生と、ヒナちゃんと、ストレートで直球で来るところが好き!!!
その後、ヒナちゃんが重箱を取りに来たついでに「あの女、誰?」ってズバッと聞いちゃうんですよ!! こういう事が言えちゃうヒナちゃんが、めっちゃ羨ましいし憧れます。(って・・中学生なんだけどね)
で、まだまだあります。義姉さんなんだって~って報告を聞いたあかりさんの、鋭い事!!!う~~~ん凄い
で、その後は島田さんのがんばりと、島田さんの過去と、故郷への思いとが語られます。これもホントぐわぐわ来ちゃったな。
「天才と呼ばれる人間のごたぶんにもれず サボらない」「どんなに登りつめても過信しない~~~」 そして〆の「しかし縮まらないからと言ってそれがオレが進まない理由にはならん」うーーっ!!
最後の手、零君と宗谷さんは、気がついたんだね・・・。将棋の詳しい事は良く解らないけれど、あの手を使っていたなら、島田さんは宗谷に勝てたのに・・・って事だよね?
それにしても、羽海野チカさんは、孤高な天才と、努力しても天才になれない凡人のそれぞれの苦悩とがんばりを描くのが、素晴らしく上手くて、いつも感動させられますっ!!
ご本人も、漫画の世界でこうやってがんばって命かけてやってるんだな・・・ってのが解ります。本当に素晴らしい作品を見せてもらえてありがとうーーー!!また続編も楽しみにしていますっ
密かに笑ったとこ
最初の方、目を合わせず熱く語る棋士達
ちなみに今日9日に、25種類のCMが流れるそうですが、見れなかった人は、明日10日、こちらのサイトで全部の種類を見れる様にしてくれるそうです。
こちら
末次由紀さんの「ちはやふる」も、違う題材だけど、やっぱり好きです。あちらも熱いお話ですよね~。今はまだ4巻までしか読めてませんが、早く追いつきたいです。
尚、一番上の画像は、本作の表紙ではなく、「呉清源 極みの棋譜」のチャン・チェンです(^^ゞ最近サントリーウーロン茶のCMに登場しましたね♪
「3月のライオン」二階堂のモデルの村上聖棋士とは
ほとんど、全く、そう。
そうそう、そこは良かった、そこも良かった、って。
私が一番好きなシーンは、あの、マイク持ったおじさんが零君を威圧するとこ。
私は羽海野さんの、内臓まで全部見せます、っていう意気込みがね、好きです。
何か、好きっていうか、崇高なものを拝ませてもらっているっていう感じ・・・
今回の私の目から鱗は、私は、キッツイ義理のお姉さんが、こう、悪女役で徹するのかと思っていたんですね、でも、ひなちゃんのおいなりさん食べたでしょう。
あれは、この先、あの人も、物語の中で救う気なのね、羽海野さんは、ってびっくりしました。
何か、女性誌で連載していないから、この先、あのお姉さん、いっつも脱いで泊まっていくけど、零君、草食男子に徹する義理がないのでは?
ひょえ~、見たくないような見たいような・・・
まあ、ひなちゃんみたいな女の子ではなく、ああいう周りを振り回すだけ振り回す女の人しか好きになれない人っていますよね。
ハチクロが、恋愛っていう関係だけで人は結ばれる訳ではない、って羽海野さんが思っていることは良く分かったから、誰かとくっついて何かがストンと来るっていうことにはならないでしょうね。
いすれにせよ、楽しみです。
私の店でも、一緒に働いている人でこの作品のファンいっぱいいますよ。
お返事のほうはまた改めて。
感動のツボが一緒だなんて、ますます嬉しい
>私は羽海野さんの、内臓まで全部見せます、っていう意気込みがね、好きです。
ホントにね、覚悟みたいなものを感じますよね。
>ひなちゃんのおいなりさん食べたでしょう。
あれは、この先、あの人も、物語の中で救う気なのね
そうそう。そこはちょっと意外でした。こんなの食べるかよ!って言いそうなところ、食べ過ぎてましたよね。でもあの子が食べまくったせいで、零君が全然食べられなくて、もー!!って思っちゃいました。
あと、零君が京都に行って、ここでみんなにお土産買ってったら喜ぶだろうな~って言うシーンがありますよね。おっ!と思いきや、思うだけで買わない 零君らしいや・・と思いましたが、買ってってやれよ~!とも思いました。
>零君、草食男子に徹する義理がないのでは?
ひょえ~、見たくないような見たいような・・・
私もそこはいつも気になってます。 絶対過去には何かありましたよね。ギャー!見たくないわ~。やだわ~!!これからまたそういうのがあるのもヤダー。
>ああいう周りを振り回すだけ振り回す女の人しか好きになれない人っていますよね。
そうそう。いるんですよー!!私の高校時代の友人が、それはそれはモテて可愛い子だったんですよ。それなのに、その子が好きだった男子。その男子ったら、香子そっくりなタイプの女子(その子も年上の人とつき合ってた)にいいだけ振り回され、酷い惨めな扱いされてました・・。
私は、体調絶不調でまいってます。早く元気になりたいです・・。
また改めてきますね。
お互い早く元気になりましょう。
どうしてこう体が弱いんだか・・・
栄養バランスのとれた食事、適度な運動、1日に7時間は寝ること、労働時間は1日9時間以内に、ストレスは避ける、きれいな空気と水の場所に住む、身体を清潔に保つ、煙草は吸わない、お酒は控えめに(深酒をしない)
「3月のライオン」には、長女あかり、次女ひな、末娘もも、が登場しますね。
三姉妹と言いますと、小生のつたない経験から、下記の感慨を持ちます。
(1)長女
初めての子だから、大切に育てられます。年長さんですから、その性格は、しっかりタイプか、さもなくば、おっとりタイプの性格になるでしょう。
(2)末娘
可愛がられて育てられます。その結果、協調性があって愛らしい性格となります。ただし、みんなを引っ張って行くのは苦手です。
(3)次女(以下、中の君と言います)
中の君は、上下の姉妹に挟まれて、どうかすると、放ったらかしにされます。肉親の愛情に飢えた状態で育つことになります。それで、中の君は、オトコの人からちょっと親切にされたりしますと、コロッと参ってしまうことになりがちです。
故に、中の君は、三姉妹の中では一番先に結婚したりします。
昔の経験をひとつ。
あるとき、あるところで、お歳の頃は20歳台後半かと思われる女性が居られました。その女性、少女の面影を宿した素敵な印象がありました。ふとしたきっかけで(わたくしめ、マンガ絵を描くのが得意なのです)、顔見知りになりました。それで、その女性の話を聞きますと、19歳で結婚して、いまや自身と背丈が同じの中学三年生の娘がいる、ということでした。……ということは、34歳か…。そんなふうには、とても見えませんでした。
彼女は、三姉妹の中の君でした。
閑話休題、
ついに、将棋を題材にする女流漫画が、現れたのですねえ。監修に先崎八段が担当していますね。どおりで、画面に表れる将棋の局面が妥当です。
「月下の棋士」などは、プロ棋士同士の対局では有りうべくもない一方的に形勢が傾いた局面が出て来まして、小生など違和感が先行して、読めませんでした。そういうことが「3月のライオン」には無いので、好感が持てます。
さて、まだ第1巻しか読んでませんので、感想は途中で変わるかもしれませんが…。
将棋のプロ棋士は、その勝敗の結果が、直接的に地位や収入に結びつきます。苛烈で分かりやすい世界です。所詮、オトコは、競争の世界、勝ち負けの世界に生きているのでしょう。
近頃の女性の中には、そういう世界に入っていく方がいるようです。そういう生き方に入ることはなくても、あこがれる女性も居るかもしれません。でも、女性は、やっぱり、愛と憎しみの世界に生きているのではないでしょうか。
そのあたりが、この作品のテーマかな?
すいません、このところ、体調がなかなか元に戻らなくて・・・。色々と健康情報ありがとうございました。あげて下さった項目、適度な運動という部分だけ欠如していて、他は気を使っているんですけれども・・・。ただ、睡眠って私の場合難しいんですよ。早く布団に入っても、なかなか眠れなくて、、、元々睡眠障害っていうか、眠り難い体質なんです・・・。
長女あかり、次女ひな、末娘もも、が登場しますね。三姉妹の個性、当たってますねー。最近は女子3人という構成が少ないものの、回りで若干いる友達などに当てはめて考えると面白いです。
>監修に先崎八段が担当していますね。どおりで、画面に表れる将棋の局面が妥当です。
そうですか!!
そうやって、将棋に非常にお詳しい方が見ても納得が行く作りになっているというのは、凄いですね。
「月下の棋士」は読んだことがなかったのですが、そうだったんですね・・・。
>女性は、やっぱり、愛と憎しみの世界に生きているのではないでしょうか。そのあたりが、この作品のテーマかな?
どうでしょうか?
まだ、お話はこれからずっと続きそうなので、なんとも解りませんが・・・
この作品は、恋愛よりも、何か一つ事を極める・・ということについて描こうと思っていらっしゃるのかな・・・って私は思っています
私はそういう部分が好きだったりします。
宗谷名人と島田八段との獅子王戦第4局の最後の局面、先崎八段の巻末の「ライオン将棋コラム」の解説を読みまして、一応了解できました。将棋には、詰将棋のほかに「次の一手」問題というのがあります。この第4局の最後の局面は、次の一手問題としても、かなりの難題と言えます。実戦で、それも持ち時間が切れて、1分未満で指し手を進めなければならない状況では、あの局面で正解手を指すのは、プロでもむずかしいかもしれません。
先崎八段は、将棋雑誌などで、簡潔・軽妙なエッセイを書いておられます。子供の頃は悪ガキだったのですが、まあ、憎めない可愛いところもありました。将棋のプロ棋士は、引退者を含めても二百人ほどしかいません。大学教授の数よりずっと少ないのです。パンダ並みの希少価値がありますですね。
さて、「3月のライオン」についての感想です。
わたくしめには、三姉妹が、おいしく食べるために、人・猫入り乱れて台所でゴタゴタ奮闘している場面が、とても面白いです。
プロ棋士が将棋を争う場面は、小生にとっては、実は、なにやら経験済みの、いささか食傷気味の、あまり面白くない場面なのです。
古い話で恐縮ですが、江戸時代に、雁木(ガンギ)の駒組を創案した桧垣是安(ヒガキゼアン)の「吐血の一戦」とか、将棋家元の確執による大橋宗銀と伊藤印達との57番勝負……その後の両対局者の夭折とか、命がけの勝負が現に有りました。その将棋の棋譜も現存しています。
プロ棋士は、生活を賭けて戦いますが、アマチュアだって、名誉を賭けて将棋を指します。「極める」ということならば、どのような職業に就いても、「極める」ことが求められると思います。……まあ、どの職業でも、極められる人は、ごく少数だと思いますが…。
それで、「3月のライオン」は、オトコの生き様と、三姉妹を代表とする女性の生き様とを、対比させているところが、絶妙だと思うのです。
でも、女性の読者が、プロ棋士の生き様に痺れるのは、わかる気もします。女性からすると、こんな感慨ではありませんか?
「そーか、オトコって、こんな世界に生きているのか…」
小生は、これでもオトコのはしくれですから、逆の感想を持ちます。女流漫画を読んで、女性の生き様や考え方に、驚きを感じます。
健康談義は、また別の機会にあらためて、ということで…。
>この第4局の最後の局面は、次の一手問題としても、かなりの難題と言えます。実戦で、それも持ち時間が切れて、1分未満で指し手を進めなければならない状況では、あの局面で正解手を指すのは、プロでもむずかしいかもしれません。
そうなんですね。
私は子供の頃将棋をするのが好きだったのですが、全くのド素人なので、見る目が無くて・・・。やっぱり見る人が見れば深いですね。
先崎八段についても、ホラチウスさんは以前よりよくご存知なのですね♪
>三姉妹が、おいしく食べるために、人・猫入り乱れて台所でゴタゴタ奮闘している場面が、とても面白いです。
それは良かった・・・。もしかしたら、ああいう場面とかドタバタしてるところが、苦手かもしれないな・・って思っていたので。逆に、「プロ棋士が将棋を争う場面は、なにやら経験済みの、いささか食傷気味の、あまり面白くない場面なのです」というのは、意外でした。でも言われてみれば、そうかもしれませんね
>「極める」ということならば、どのような職業に就いても、「極める」ことが求められると思います。……まあ、どの職業でも、極められる人は、ごく少数だと思いますが…。
全くその通りだと思います。どのような職業とかジャンルでも極めるというのは、素晴らしい事だし、そういう内容が大好きです。
私は、男だから・・とか、女性は・・って風には思わないかな・・・。男女の思考の差とかって確かに傾向としてはあるかもしれませんが・・。
ただ、日本の漫画の特徴のひとつは、手塚治虫先生を始めとするストーリィ漫画というのが有ることでして、それも優秀な作品が多い、ということでしょうか。
それで、気になることがひとつ…。
それは、「3月のライオン」でも使われている表現手法ですが、ストーリィ漫画の中で、真面目・シリアスな表現に混じって、ギャグ漫画調のお笑い的表現が挿入されることです。この表現手法は、誰が最初に始めたのか、という疑問です。
この表現手法は、例えば井上雄彦のバスケットボール漫画「SLAM DUNK:スラムダンク」で多用されています。この作品は、1990~1996年に描かれました。それより古いものとしては、川原泉先生の「愚者の楽園」とか「銀色のロマンチック、わはは」などの一連の作品があります。これらの作品は、1984~1986年頃に発表されています。
まあ、どうでもよいのですけど、上記の表現手法によって、どうかすると堅苦しくなりがちなストーリィ漫画が読みやすくなり、かつ表現の幅か拡がった、と思うのです。ですよね?
先崎八段は、現・日本将棋連盟会長の米長邦夫永世棋聖を師匠とする、内弟子でした。内弟子とは、師匠の家に住み込んで将棋の修行をする弟子のことです。おそらく彼が将棋界では最後の内弟子ではないかと。
彼の書いたエッセイにこんなことが書かれています。「悪ガキ」だった彼は、中学生のときには雀荘(麻雀屋)に出入りしていました。さすがに店員が見とがめて、「高校生は出入り禁止。」と言われたのですが、本人は正直に「ボクは中学生です。」と言いまして、信じられない話ですが、出入り黙認になったとか…。
その姉弟子に、実は、林葉直子さんが居たのです。一時は十六世名人・中原誠と浮名を流した彼女は、将棋界を引退しました。しかし、3日程前の新聞に、女流将棋界に復帰するという記事が掲載されてました。まあ、彼女は、首から上の資質だけで生きて行ける方です。道ならぬ色恋はいけませんですね。
>ストーリィ漫画の中で、真面目・シリアスな表現に混じって、ギャグ漫画調のお笑い的表現が挿入されることです。
これ好きです。和らぎますよね。
>この表現手法は、誰が最初に始めたのか、という疑問です。この表現手法は、例えば井上雄彦のバスケットボール漫画「SLAM DUNK:スラムダンク」で多用されています。
スラムダンクではそういうギャグ部分の割合がかなり多いという印象でしたが、バガボンドでは、ほんのちょっとだけですよね。そのあたりの割合も作家さんは考えていらっしゃるんでしょうね。
>上記の表現手法によって、どうかすると堅苦しくなりがちなストーリィ漫画が読みやすくなり、かつ表現の幅か拡がった、と思うのです。ですよね?
私もそう思います。
でも、堅苦しいのは全然私はイヤじゃないので、そういう部分が全く無かったとしても、やっぱりその漫画は好きだったとは思います。
>先崎八段は、現・日本将棋連盟会長の米長邦夫永世棋聖を師匠とする、内弟子でした。内弟子とは、師匠の家に住み込んで将棋の修行をする弟子のことです。おそらく彼が将棋界では最後の内弟子ではないかと。
そうなんですかー。
色々お勉強になります。
昔は、雀荘に学生がたむろってる・・ってのが今より多かった感じがありますよね。
タバコの煙もさぞや凄かったでしょう・・。
>その姉弟子に、実は、林葉直子さんが
あぁ、あの方が・・・。
色々世間を騒がせていましたよね。
綺麗な方だったし、情熱的?な人なのかもしれませんね。今はどうされていらっしゃるのでしょうかね・・・。