桜木紫乃さんの前編『緋の河』の続編、第二弾。
前作が凄く良かったので期待しながら本作を読みました。
そんなに前じゃないのに、もう内容を結構忘れていてショック。
それでも本作の中で自然な感じで前作の内容をちょっと触れていたので、その都度思い出す事が出来ましたが・・・
昭和の芸能界、これは藤圭子さん、美輪明宏さん、徹子の部屋?というモデルになったかもしれない人が登場してきます。
興味ぶかいのだけれどフィクションですよね?
こういうのを読んでしまうと、どこまでが事実だったのか解らないわけで・・・。
冒頭からして痛いシーンが多いので、読んでいて辛くてたまらなかったです。
モロッコで性転換手術を受けるも、傷が化膿して大変な事になってしまったり、なんとか退院出来たものの傷が暫く痛んだり尿道炎になったりと、ここまで辛い目に遭ってもそれを隠して、華やかに働いていたなんて、、、
あと、初恋の相手で力士になった文次との再会シーンがあったのが印象的でした。
カルーセル麻紀さんには常に味方になってくれる優しいお姉さんとお母さんがいてくれたのが救いでした(事実も多分そうなんじゃないかな・・?)
話題の為にわざわざスキャンダルとか話題を提供しようとしたり・・っていうシーンがあって、業界で生き残っていく為にはある程度しょうがないんだろうけど、(パリの男性との結婚と離婚とか)なんだかなあ・・・と感じる部分もありました。
桜木さんのこの作品への熱い情熱は凄く伝わって来ました。3つ★
孤蝶の城 2022/5/18
芸能界のパイオニアにして伝説(レジェンド)。その孤高の闘いを描く怒濤の長篇小説。モロッコで秀男はカニーバル真子の「最後の仕上げ」となる手術を受け、日本で初めて「女の体」を手に入れた。帰国後、好奇と蔑みの目、喝采と屈辱を浴び、歌手、地方興行、映画出演などで話題を振りまきつつ、やがて追い詰められていく。
家族じまい
「緋の河」
「俺と師匠とブルーボーイとストリッパー」「おばんでございます」
無垢の領域
「星々たち」
ホテルローヤル
「ラブレス」「恋肌」
「氷平線」
前作が凄く良かったので期待しながら本作を読みました。
そんなに前じゃないのに、もう内容を結構忘れていてショック。
それでも本作の中で自然な感じで前作の内容をちょっと触れていたので、その都度思い出す事が出来ましたが・・・
昭和の芸能界、これは藤圭子さん、美輪明宏さん、徹子の部屋?というモデルになったかもしれない人が登場してきます。
興味ぶかいのだけれどフィクションですよね?
こういうのを読んでしまうと、どこまでが事実だったのか解らないわけで・・・。
冒頭からして痛いシーンが多いので、読んでいて辛くてたまらなかったです。
モロッコで性転換手術を受けるも、傷が化膿して大変な事になってしまったり、なんとか退院出来たものの傷が暫く痛んだり尿道炎になったりと、ここまで辛い目に遭ってもそれを隠して、華やかに働いていたなんて、、、
あと、初恋の相手で力士になった文次との再会シーンがあったのが印象的でした。
カルーセル麻紀さんには常に味方になってくれる優しいお姉さんとお母さんがいてくれたのが救いでした(事実も多分そうなんじゃないかな・・?)
話題の為にわざわざスキャンダルとか話題を提供しようとしたり・・っていうシーンがあって、業界で生き残っていく為にはある程度しょうがないんだろうけど、(パリの男性との結婚と離婚とか)なんだかなあ・・・と感じる部分もありました。
桜木さんのこの作品への熱い情熱は凄く伝わって来ました。3つ★
孤蝶の城 2022/5/18
芸能界のパイオニアにして伝説(レジェンド)。その孤高の闘いを描く怒濤の長篇小説。モロッコで秀男はカニーバル真子の「最後の仕上げ」となる手術を受け、日本で初めて「女の体」を手に入れた。帰国後、好奇と蔑みの目、喝采と屈辱を浴び、歌手、地方興行、映画出演などで話題を振りまきつつ、やがて追い詰められていく。
家族じまい
「緋の河」
「俺と師匠とブルーボーイとストリッパー」「おばんでございます」
無垢の領域
「星々たち」
ホテルローヤル
「ラブレス」「恋肌」
「氷平線」
コメントありがとうございます。
同じ風に思われていたなんて嬉しいです
世間の評判を見たら、かなり高評価だったし、あまりマイナスな意見を見かけなかったので、ほっとしました。
そうなんですよねー 最後までなんだかハッキリ解らないまま終わってしまいましたが、でも3作目もきっと書かれると思うので、そちらでこのモヤモヤが解消されることを期待します。
コメントありがとうございます。
>自己顕示欲を満たすためには周囲を犠牲にすることも厭わない主人公
そうなんですよね・・・。
前作は秀男を応援しながら読めたのですが、本作は秀男が正直なところ、あまり好きな人間じゃなくなっちゃったんですよ・・・
またこの後も3作目がきっとありますよね。それも読むと思います
まったく同じです。秀男が北海道から上京するまでの心情は理解できるものがあったのに、なぜそこまで自らを追い詰めていったのかは最後まで納得できませんでした。性転換はただ話題性提供だけではないはず、他に秀男が目指す新しい境地があるはずと期待して読み進めたのですが・・・。
結局、最後まではっきりとはわからずじまいに終わったのがとても残念です。
「自分らしく生きる」為に闘う一方で、自己顕示欲を満たすためには周囲を犠牲にすることも厭わない主人公。
やや掴みきれないところもありましたが、熱は伝わってきましたね。
http://blog.livedoor.jp/todo_23-br/archives/28899488.html