
アキラとあきら
池井戸さんの本は2012年頃に「下町ロケット」を読んだっきりかな・・・。
ドラマもその後色々見たし、池井戸さんご自身が以前何かに出てるのを見て好感も持ったのだけれど、銀行ネタが残念ながら、あまり私のツボではないのですよね。
本作もやっぱり銀行ネタだった。
本作は雑誌に連載されていたのは2006年~2009年にかけてだったそうで、半沢シリーズよりも前だったなんて。
今読んでも全然古さを感じませんでしたよ。それだけ、こういう世界って不変なのかな・・・。
★以下ネタバレです★
勝手に2人がライバルになるんだと思いきや、そうじゃなくて2人とも出来る男で、それぞれが活躍するお話だったのね。
片方が悪とかじゃなかったので読んでいて気持ちが良かったわ。
産まれながらにセレブというか、会社経営一家とかだと苦労するなあー、アホな親類がいると凄く迷惑だよなーと思う小説だったかも。
幼い頃は瑛の方が一杯苦労したけど、大人になってからは彬の方が大変だったよなあ・・・
彬のお父さんも60代で早く亡くなったけど、心労やストレスが多かったせいじゃないかな?と思っちゃったわー。
下手な恋愛話が無かったのも良かったわ。これで恋愛要素入れたら、もっと分厚く分量多くなっちゃっただろうし。
瑛が子どもの頃に父の会社の社員で優しくしてくれ、ロザリオをくれた人がその後牧師さんをされていて、お互いの現況を知れるところが凄く良かった。
あと、あのガシャポンとの再会、彼も凄い人になっていたのねー。
WOWWOWでドラマ化、その後映画化もされてるみたいでいつか機会があったら見てみたいな。キャスティングも合ってるっぽいし。
アキラとあきら 2017/5/17 池井戸潤
零細工場の息子・山崎瑛(あきら)と大手海運会社東海郵船の御曹司・階堂彬(かいどうあきら)。生まれも育ちも違うふたりは、互いに宿命を背負い、自らの運命に抗って生きてきた。やがてふたりが出会い、それぞれの人生が交差したとき、かつてない過酷な試練が降りかかる。逆境に立ち向かうふたりのアキラの、人生を賭した戦いが始まった――。
池井戸さんの本は2012年頃に「下町ロケット」を読んだっきりかな・・・。
ドラマもその後色々見たし、池井戸さんご自身が以前何かに出てるのを見て好感も持ったのだけれど、銀行ネタが残念ながら、あまり私のツボではないのですよね。
本作もやっぱり銀行ネタだった。
本作は雑誌に連載されていたのは2006年~2009年にかけてだったそうで、半沢シリーズよりも前だったなんて。
今読んでも全然古さを感じませんでしたよ。それだけ、こういう世界って不変なのかな・・・。
★以下ネタバレです★
勝手に2人がライバルになるんだと思いきや、そうじゃなくて2人とも出来る男で、それぞれが活躍するお話だったのね。
片方が悪とかじゃなかったので読んでいて気持ちが良かったわ。
産まれながらにセレブというか、会社経営一家とかだと苦労するなあー、アホな親類がいると凄く迷惑だよなーと思う小説だったかも。
幼い頃は瑛の方が一杯苦労したけど、大人になってからは彬の方が大変だったよなあ・・・
彬のお父さんも60代で早く亡くなったけど、心労やストレスが多かったせいじゃないかな?と思っちゃったわー。
下手な恋愛話が無かったのも良かったわ。これで恋愛要素入れたら、もっと分厚く分量多くなっちゃっただろうし。
瑛が子どもの頃に父の会社の社員で優しくしてくれ、ロザリオをくれた人がその後牧師さんをされていて、お互いの現況を知れるところが凄く良かった。
あと、あのガシャポンとの再会、彼も凄い人になっていたのねー。
WOWWOWでドラマ化、その後映画化もされてるみたいでいつか機会があったら見てみたいな。キャスティングも合ってるっぽいし。
アキラとあきら 2017/5/17 池井戸潤
零細工場の息子・山崎瑛(あきら)と大手海運会社東海郵船の御曹司・階堂彬(かいどうあきら)。生まれも育ちも違うふたりは、互いに宿命を背負い、自らの運命に抗って生きてきた。やがてふたりが出会い、それぞれの人生が交差したとき、かつてない過酷な試練が降りかかる。逆境に立ち向かうふたりのアキラの、人生を賭した戦いが始まった――。
なんとな~くは、覚えてるんだけどなぁ。
そうそう、映画化?の宣伝も最近みた!
池井戸さんって元銀行員だから、銀行が舞台のが多いですよね。
って感想になってないし(笑)
ゴメン!
コメントありがとうー!
随分前に読まれていましたものねー、忘れちゃっててもしょうがないですよ
映画の方は結構ヒットしたのかな?
WOWWOWって良いドラマやってくれるんだけど、会員にならなければ見れないのが辛いー。今までにも見たいと思ったら、WOWWOWだった・・って事が何度もあったわ。
そうそう、元銀行員だから、そういう知識が豊富で裏事情にも精通してるのよね。
面白かったけれどやっぱり私にはドラマが良かったから、かな。
池井戸さんの作品は世代や銀行という職場もあるのか、女性の活躍が少ないと思うのです。いつもそこが引っ掛かります…。
(実は池井戸作品に批判的なのです)
池井戸作品は、映像で観た方がわかりやすいかもしれませんねぇ。
基本的に私も銀行ものってだけで敬遠しちゃう方なんですが、
初めて読んだ池井戸作品である『金融探偵』がとても
好きだったので、その後はぽつぽつ読むようになりました。
その時は、まさか、半沢であれだけブレイクするとは夢にも
思いませんでしたね。ちょうど私も新作の記事をアップした
ところでした。
なんかこのところ、映画で見たい!って(レンタルで)のが少ないんですよ・・・
とりあえず見てみようか・・って見てるのはあるんだけど、途中で挫折しちゃたりして、自分が面白いのに当たらないというか・・。
反面、小説は結構面白いのに当たってる気がするんですよ。
池井戸さん作品、そうそう、女性が活躍するの少ないですよね。ドラマでも、ちょっとした役ばかりで、メインの働きぶりで目立つのって無い気がする。(未見だけど、杏が銀行?か何かのは女性が主役だった様な・・・)
金融探偵や、アップされたばかりの「ハヤブサ消防団」知らなかったです。
池井戸さんの本って分量が多いので、読もう!って気力がないとなかなか難しかったりします。
ドラマ等で先に見てからだと、沢山登場人物が出て来ても混乱しないし、落ち着いて読めるから私にはその方が良いかも。
池井戸さんは日曜9時のドラマ枠で、不動の地位?を確立した感があります。
かなりボリュームのある長編小説ですが、これだけ長くても、いつもの池井戸潤さんの作品らしく、物語の面白さや読み易さで、スラスラと読む事が出来ました。
タイトルの通り「あきら」と言う名前を持った、全く境遇の異なる二人の男の子の物語で、一方は零細町工場の社長の息子、もう一方は大手企業の御曹司。
人間は平等だなんてのは、単なる綺麗ごとで嘘ですね。
同じ歳の二人の男の子には、決定的な差がある人生なんですね。
二人の人生が最初に交錯したのは、瑛が親戚の家に住む事になり、かつての家に一人で戻った時の事。
その時、彬は伊豆で行われる恒例のパーティに参加するため、運転手の車で伊豆に向かっている時の事でした。
ここまで読んで、この二人はいずれ好敵手になるのか、それとも、このままの関係を引きずっていくのか、おそらく前者だと思います。
前半では、瑛の方の心情が中心に描かれるのですが、後半は、主に彬一族の会社が話の中心になります。
というか、後半は会社のM&Aや救済の話ばかりになってしまって、二人のアキラが語られていないのが残念でした。
亜衣との話なんて全然出てこなかったし。
コメントありがとうございました。
嬉しかったです。
丁寧に色々書いてくださって、懐かしく色々な場面が蘇って来ました。
>後半は会社のM&Aや救済の話ばかりになってしまって、二人のアキラが語られていないのが残念でした。
亜衣との話なんて全然出てこなかったし。
そーなんですよ!
私も同じです。前半凄く良かったのに、後半が自分が読みたい様なストーリーではなく、え、、そっちに行っちゃうの?というのが残念でした。
私はもっと人間ドラマを読みたかったのですよ・・・。
会社のM&Aや救済とかは、この作家さんお得意なジャンルなので、確か他の小説でも同じ様に思った記憶があります・・・。
またお気軽にいつでも遊びにいらして下さい