高野さんの小説はこれが初めて。
分厚い本に、科学やアメリカのホワイトハウスや、軍事的な専門用語が色々出て来て、馴染みの無い人(私)には、ちょっと難しく感じられて、読むのが大変でした。3つ★
生物の進化についての記述で、徐々に・・というよりも、ある時突然変異が起きて~という部分などは、この小説で初めて知りました。興味深かったです。
コンゴ、ルワンダなどでの虐殺の様子などは(小さな少年に母親を~)ぞっとしました。
薬学とかについて、高野さんは深く色々調べまくったんでしょうね。これを書くには、凄い知識量が必要だったと思います。
この小説は、軍事的な部分や科学的な処に力を入れている小説ですよね。私は人間の心理描写に重きをおいた内容が好きなので、自分の好みのタイプの小説ではありませんでしたが、SFとかそういったジャンルがお好みの方には、とても楽しめる小説だと思います。
私は、人とのかかわりの中での、気持ちの変化とか感情のゆれとかについて読みたい人間なので・・。
感動とかぐっと来る処は、あまり無かったかも・・・。
主人公が追われる身で、密かに町田のボロアパートでがんばって薬を作る。お金儲けの為じゃなく、父の遺言?と、病気の子供を救いたいという気持ちの為に。って処は好きなんだけど・・。
もっとそこらへんの身を隠しながらの大変さとかをメインに書かれていたら、すごく好みだったかもしれません。(ゴールテンスランバー的な人情味溢れるテイストが入っていたら)
もしかしたら、手伝ってくれる友人の設定を、韓国の子にしない方が良かったのかも・・。
私も読みながら、ちょろっと思ったのですが、amazonなどの感想を読んだら、沢山の方が、反日的な印象や、韓国についての処とかに引っかかりを感じた様ですね。
★以下ネタバレ 白文字で書いています★
薬が出来て、それを飲ませて(かなり強引だけど(^^ゞ)少女や少年が助かるというラストは嬉しかった。不思議な生物の異母姉弟が日本で合流、今後どうなっていくのか?以上
高野 和明 / 2011-03-30
なんだかんだ言って、あと今年も数日になりましたね。
ちきちきさん、来年も、またどうぞよろしくお願い致します。
この本、去年は色々と賞を受賞したり、話題になる本でしたね。
私も政治的な黒い話は、しんどくて、ぼや~っと読んでしまいました。
お返事遅くなりましてすみません
結構専門用語いっぱいで読むの大変でしたね。
私も結構雰囲気で読んだとこが(笑)
理系の話は好きで興味深く読めたんですが、政治的な黒い話がしんどかったです。
男の子たちはがんばりましたね。良かったです。
そうですね、病気の子供を助けたいという、その気持ちだけで、お金儲けとか、変な虚栄心とか全く無く、がんばる姿がとても良かったですね。私もそこらへんは凄く好きでした。
難しい言葉は、あまり気にしないで読み飛ばししたのですが、いかんせん読み飛ばし部分の分量が私は多すぎました、たははは・・
わからないところは多くあったけれど、そこは、なんとなくの流れで読んだ感じかな。
病気の子どもを助けたいという純粋な気持ちが、この物語の中で一番良かったところです。
TB、コメント、ありがとうございました
けんさんの感想と共通するところがあって、嬉しかったです
またよろしくです♪