「オヤジ国憲法でいこう！」他 よりみちパン！セ 感想

最近読んだ本の中で（若い子に読んでもらうとしたら・・・という視点で考えてみて）特に面白かった本。
「オヤジ国憲法でいこう!」 (よりみちパン!セ)

世の中で言う一般論や、普通よく言われていることの全く逆説を言って、ガハハ！と笑い飛ばしてしまうオヤジ論。バカボンのパパっぽい雰囲気も少々
この本を書いたのが４０代のオヤジだけあって、同世代の私が読むと、もっともだ！そうだよなあ～と納得したり、読んだ後味がとても良かったし、この本を私が中学生の時読めてたら良かったかも・・・と、思ったので、娘にお勧めしてみたのだが・・・。
やっぱり、そうは甘くなかった！

う～ん、この本は、やっぱり現在１０代の子が読んでもそれほど良い！とか、面白い！って本ではないのかも・・？（少なくとも家の子の場合はそうだったみたい・・）

著者のしりあがり寿さんは、雑誌「ダビンチ」で、毎回２pageだけですが、死にそうな人間が出てくる暗～い漫画を連載していて、それが家の子が楽しみに読んでいるのんですけど・・・。

かたや、祖父江さんは、今年の２月に「情熱大陸」で特集されていたのを見て、不思議なイラストレーターさん（本の表紙などを一杯手がけていらっしゃる、凄い売れっ子さん）だなぁ～と思っていました。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
しりあがり寿　1958年、静岡県生まれ。多摩美術大学グラフィックデザイン科を卒業、大手ビール会社に入社するとともに、単行本『エレキな春』(白泉社)で漫画家としてデビュー。以後、次々に作品を発表して漫画家として独立。2001年に『弥次喜多 in DEEP』(エンターブレイン)で第5回手塚治虫文化賞マンガ優秀賞を受賞。シュールな笑いの果てにある「リアル」と「エクスタシー」を日々求めながら、エッセイや芝居、小説やゲーム作りなど多岐にわたって活躍中

祖父江 慎　1959年、愛知県生まれ。多摩美術大学グラフィックデザイン科を中退後、グラフィックデザイナー、アート・ディレクターとして活躍

尚、祖父江さんの奥さんは、理論社の「よりみちパン！セ」（この本のシリーズ）　編集長・清水檀さんだそうだ。

むしろ、家の子が面白く読んでいたのが、同じ「よりみちパン！セ」シリーズの以下３つ。
　
みんなのなやみ(1)、〈2〉 (よりみちパン!セ) 重松 清 (2005/4)
私もちょこちょこ読みしましたが、色々な少年・少女の悩みや質問に、重松さんが親身になって一生懸命答えている本。
「重松さんっていい人って気がする。この人は好きだ」と思わせる重松さんは、凄い。ちなみに、家の子、シゲマツではなく、カサマツさんって言ってましたｗ　この、よりみちパンセシリーズは、100%ORANGEの表紙が多くて、可愛い。


いのちの食べかた (よりみちパン!セ) 森達也
　これは私も読んだのですが、結構リアルというか、なんというか、「人は動物を殺してその肉を食べる」という事実から目をそむけずに・・というか・・。
大人が読んでもためになる本。とても読みやすいです。