
私が読んだのは「命の終わりを決めるとき」(2005/6/22)という単行本の中に含まれていた一遍「終の信託」で、「よっくんは今」というお話も入っています。
医療の為に患者さんの為に一生懸命に尽くして来たお医者さんが、こんな風な立場に立たされてしまい、裁判の結果、2年間の医療行為を停止させられる(また2年開けたら、是非戻って来てがんばって欲しいですね)なんて、可哀想です・・。
読み終わって、ネットで色々調べてしまいました。
実際にあった事件をベースに書かれているとなると、実際の事件や、人はどんな人だったんだろう?とか気になってしまい・・。
まずは、主人公の女医さんですが、なんと!写真も本名も堂々と出ているじゃありませんか!インタビューにも答えられ、本も書いていらっしゃるんですね。
良いお医者さんということで、患者さん達からとても頼りにされているそうで、今後もがんばって欲しいです!!
この女医さんには、息子さんがいらっしゃって、その息子さんも現在研修医さんだとか。
3年も経った後に、何故?という部分に関しては、ネットで見た限りでは、彼女に反感を持っていた(らしい?)麻酔医さんが内部告発したというのと、外部の彼女を良く思っていなかった人間が、麻酔医さんに指示して・・というのとが出て来ました。
とんでもないヤツらですね!!!
いずれにしても、尊厳死とか安楽死とか、日本の法律でちゃんと認められる様になって欲しいし、そういう事に関しての手続きなど今後シッカリと安心してお互いが納得いくように、後からこんな風に問題にならないように、病院や医者・患者さん・家族と事前に約束事や念書などを取ったり色々と手続きがあまり難しくならないように決まって欲しいものです・・。
ところで、ちょっと気になるのは、この小説(映画でもそうみたい)で、女医さんがある外科医さんと恋人同士になるのだけれど、失恋して、薬物を沢山取って自殺未遂しかける処があるんですが、これも事実なのだろうか・・・。
もうすぐ周防監督の映画が公開されますね。そちらも凄く楽しみです!
本を読む前から、キャストを予告編で見ちゃっていたせいもあるかもしれませんが、喘息の患者さん(役所さん)といい、女医さん(奥さん^^)といい、キャスティングがピッタリハマっている気がします。役所さんの奥さん役の役作りが難しい気がします。つかみどころが無い感じがしたので・・誰が演じるのかな。
でも、今までは周防監督と言えば自分で脚本を書いていた様な気がするのですが、今回は他の方の小説を映画化するんですね。
その後、映画を見ました・・・・。残念ながら、あまり・・・でした。
映画の感想
映画、ご覧になったのねー。私も絶対行くぞーって意気込んでいたんだけれど、世間の評判をちょこっと見たら(ヤフー映画の感想のところ)、あまり良くない声も結構多のみたいで・・・?
でも、真紅さんは良かったみたいだから、また心動いてる~
そうっか、奥さんは中村久美さんね?
実は解らなくて、画像検索して、ああ、あの人ね?!って解ったの。
美人だよね~はかなげな。薄幸ってのが、ピッタリ来るわー。
映画、もし見に行ったら、真紅さんちの映画の感想に再度遊びに行くねー。
原作読まれたのですね。私は映画を観たのですが、すごく見応えある映画でした。
あの緊迫感は、さすが、周防監督!っていう感じだった。
映画では、いろいろ考えさせられました。。死にゆく者の思い、家族の思い、医療者の苦悩、密室の取調べについて。。
いろんな角度から、全て公平に描いている感じがした。
あ、奥さんはね、中村久美さんが演じていたよ。
昔、吉永小百合さん主演の『夢千代日記』っていうドラマで、足の悪い芸者さんを演じていた方なの。
そのドラマ以来、私の中では「薄幸」っていうイメージの方です(ゴメン、笑)。
いつか是非映画もご覧になってね♪