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リートリンの覚書

名所江戸百景を訪ねて 第92景 「請地秋葉の境内」


名所江戸百景を訪ねて


名所江戸百景を訪ねて
第92景 「請地秋葉の境内」


請地村にある向島秋葉神社の境内を描いた作品です。

境内は紅葉の名所として親しまれていました。

左下の茶屋で写生する人物は広重本人とみる人もいます。
 

向島秋葉神社



向島秋葉神社のある地域はその昔、請地村といい、古くから千代世稲荷大明神が祀られていましたが、後に、静岡の秋葉権現を勧請し、相殿としました。

元禄15年(1702)別当千葉葉栄が立派な社殿を造営しました。江戸時代は火伏の神様として大名家の信仰を集め、境内は紅葉の名所として親しまれていました。
 


描かれた場所は
現在どのようになっているのでしょうか?
訪ねてみました。





残念ながら、作品に描かれた池は現在ありません。しかし、秋葉神社は昔と変わらぬ場所にありました。

訪れた際には、見事な紅葉に感嘆のため息が出ました。美しい紅葉でした。ちょっと電線があれですけどね。



最後に

家に帰り、写真を整理している際に、失敗に気づきました。



現地で説明書きを読めばよかった。

作品に描かれた池は、水戸街道の北側にあるサクランボ公園付近にあったそうです。訪ねそびれてしまいました。

代わりに秋葉神社の美しい紅葉で締めたいと思います。






参考
Wikipedia
太陽の地図帖 広重「名所江戸百景」の旅

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