リートリンの覚書

日本書紀 巻第一 神代上 第二段と一書 第三段と一書 改訂版3



日本書紀 巻第一 神代上 
第ニ段と一書
第三段と一書

男女の神八神・神代七代のお話



次に神が現れました。
埿土煑尊(ういじにのみこと)、
沙土煑尊(すいじにのみこと)です。

または、

埿土根尊(うひじねのみこと)、

沙土根尊(すひじねのみこと)

といいます。 


次に神が現れました。
大戸之道尊(おおとのじのみこと)です。

一云、大戸之邊(おおとのべ)と。

大苫辺尊(おおとまべのみこと)です。

または、

大戸摩彦尊(おおとまひこのみこと)・

大戸摩姫尊(おおとまひめのみこと)

といいます。


または、

大富道尊(おおとみぢのみこと)・

大富邊尊(おおとみべのみこと)

といいます。


次に神が現れました。
面足尊(おもだるのみこと)、
惶根尊(かしこねのみこと)です。

または、

吾屋惶根尊(あやかしこねのみこと)

忌橿城尊(いみかしきのみこと)、

青橿城根尊(あおかしきねのみこと)、

吾屋橿城尊(あやかしきねのみこと)

といいます。


次に神が現れました。
伊弉諾尊(いざなぎのみこと)、
伊弉冉尊(いざなみのみこと)です。


日本書紀 巻第一 上 第ニ段の一書


一・一書に曰く、
この二神は
青橿城根尊(あおかしきねのみこと)の
子です。

二・一書に曰く、
国常立尊が
天鏡尊(あまのかがみのみこと)を生み、

天鏡尊が
天萬尊(あまのよろずのみこと)を生み、

天萬尊
沫蕩尊(あわなぎのみこと)を生み、

沫蕩尊が伊弉諾尊を生みました。

沫蕩これはアワナギトと伝わっています。


日本書紀 巻第一 上 第三段 本文


合わせて八柱の神です。
この八神は陰の気と陽の気が相交じって、
生まれました。

ですから、この男女となったのです。
国常立尊から伊弉諾尊・伊弉冉尊まで、
これを神世七代といいます。


日本書紀 巻第一 上 第三段の一書


・一書に曰はく、
男女が対で生まれた神は、
まず埿土煑尊、沙土煑尊、

次に角樴尊(つのくいのみこと)、
活樴尊(いくくいのみこと)が生まれました。

次に面足尊、惶根尊が生まれました。
次に伊弉諾尊、伊弉冉尊が生まれました。

樴(しょく)は橛(けつ)です。



感想

こちらの段を読み、
男女、対の神様が
生まれた原理がわかりました。

なるほど。

しかし、段二段
神様の名前ばっかりですね笑笑

あと、
段落と一書曰く〜を一気に書いたら、
読みづらかったので、

各段は太字、
一書に曰く〜は、細字で記載しました。

以後、この仕様でいきます。

明日は、いよいよ
国産みです

続く


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