日本書紀 巻第二十九
天命開別天皇 五十六
・52氏に姓を与える
九月二日、
大風がふきました。
二十三日、
倭直
(やまとのあたい)、
栗隈首
(くるくまのおびと)、
水取造
(もいとりのみやつこ)、
矢田部造
(やたべのみやつこ)、
藤原部造
(ふじわらべのみやつこ)、
刑部造
(おさかべのみやつこ)、
福草部造
(さきくさべのみやつこ)、
凡河内直
(おおしかふちのあたい)、
川内漢直
(かふちのあやのあたい)、
物部首
(もののべのおびと)、
山背直
(やましろのあたい)、
葛城直
(かずらきのあたい)、
殿服部造
(とのはとりのみやつこ)、
門部直
(かどべのあたい)、
錦織造
(にしこりのみやつこ)、
縵造
(かずらのみやつこ)、
鳥取造
(ととりのみやつこ)、
舍人造
(くめのとねりのみやつこ)、
檜隈舍人造
(ひのくまのとねりのみやつこ)、
大狛造
(おおこまのみやつこ)、
秦造
(はだのみやつこ)、
川瀬舍人造
(かわせのとねりのみやつこ)、
倭馬飼造
(やまとのうまかいのみやつこ)、
川内馬飼造
(かふちのうまかいのみやつこ)、
黄文造
(きふみのみやつこ)、
蓆集造
(こもつめのみやつこ)、
勾筥作造
(まがりのはこづくりのみやつこ)、
石上部造
(いそのかみべのみやつこ)、
財日奉造
(たからのひまつりのみやつこ)、
泥部造
(はずかしべのみやつこ)、
穴穗部造
(あなほべのみやつこ)、
白髮部造
(しらかべのみやつこ)、
忍海造
(おしぬみのみやつこ)、
羽束造
(はつかしのみやつこ)、
文首
(ふみのおびと)、
小泊瀬造
(おはつせのみやつこ)、
百済造
(くだらのみやつこ)、
語造
(かたりのみやつこ)、
凡そ三十八氏に、
連という姓を賜りました。
冬十月五日、
三宅吉士
(みやけのきし)、
草壁吉士
(くさかべのきし)、
伯耆造
(ははきのみやつこ)、
船史
(ふねのふびと)、
壱伎史
(いきのふびと)、
娑羅々馬飼造
(さららのうまかいのみやつこ)、
菟野馬飼造
(うののうまかいのみやつこ)、
吉野首
(よしののおびと)、
紀酒人直
(きのさかひとのあたい)、
采女造
(うねめのみやつこ)、
阿直史
(あときのふびと)、
高市県主
(たけちのあがたぬし)、
磯城県主
(しきのあがたぬし)、
鏡作造造
(かがみつくりのみやつこ)。
あわせて十四氏に、
連という姓を賜りました。
十三日、
天皇は倉梯(くらはし)で狩をしました。
・倉梯(くらはし)
現在の奈良県桜井市倉橋
(感想)
(天武天皇12年)
9月2日、
大風がふきました。
23日、
倭直、栗隈首、水取造、矢田部造、
藤原部造、刑部造、福草部造、凡河内直、
川内漢直、物部首、山背直、葛城直、
殿服部造、門部直、錦織造、縵造、
鳥取造、舍人造、檜隈舍人造、大狛造、
秦造、川瀬舍人造、倭馬飼造、川内馬飼造、
黄文造、蓆集造、勾筥作造、石上部造、
財日奉造、泥部造、穴穗部造、白髮部造、
忍海造、羽束造、文首、小泊瀬造、
百済造、語造、
およそ38氏に、
連という姓を与えました。
冬10月5日、
三宅吉士、草壁吉士、伯耆造、船史、
壱伎史、娑羅々馬飼造、菟野馬飼造、
吉野首・紀酒人直、采女造、阿直史、
高市県主、磯城県主、鏡作造造。
あわせて14氏に連という姓を与えました。
13日、
天皇は倉梯で狩をしました。
明日に続きます。
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