肺炎について
日常でかかる肺炎の場合、
多くは肺炎球菌、
インフルエンザ菌などが原因です。
肺炎の主な症状は、発熱、咳、たんなどで、
風邪とよく似ており、
症状から見分けるのは難しいのですが、
大きな違いは感染が起こる部位です。
風邪は主に鼻や喉といった上気道に
原因微生物が感染して炎症を起こすのに対し、
肺炎は主に肺の中の感染症であり、
肺胞という部位に炎症が起こります。
近年の肺炎の傾向
肺炎の死亡者の傾向は、
1980年頃から高齢者の死亡が
そのほとんどを占めるようになっています。
その原因の一つは誤嚥性肺炎です。
誤嚥性肺炎は、
細菌が唾液や食べ物などと一緒に誤嚥され、
気管支や肺に入ることで発症する疾患です。
誤嚥性肺炎による死亡を
減少させるための手段として,
「口腔のケア」や「口腔機能訓練」の
重要性が指摘されています。
肺炎予防策として。
肺炎による死亡の中心は男子では85歳,
女子では90歳ほどになっています。
2014年10月1日から,
肺炎球菌ワクチンが高齢者を対象とした
定期接種となりました。
肺炎死亡者の地域差について
図9-1. 肺炎の15歳階級平均死亡率比マップ(男子)(左:1989年,中:2001年,右:2013年)
図9-2. 肺炎の15歳階級平均死亡率比マップ(女子)(左:1989年,中:2001年,右:2013年)
肺炎・一貫して高い地域
青森県・大阪府・山口県・鹿児島県
近年高い地域 佐賀県
一貫して低い地域
長野県・静岡県・宮城県
(参考・東京都健康安全研究センター・人口動態統計からみた日本における肺炎による死亡について)
肺炎の予防
・毎日の感染予防
うがい 手洗い マスク着用
・予防接種
・免疫力を高める
食事や睡眠などをきちんととる
規則正しい生活
持病がある方はその治療
禁煙。たばこは免疫力を低下させ、
気管や肺にも悪い影響を及ぼします。
感想
肺炎について調べてみました。
今までは、
肺炎って風邪を
こじらせなきゃ大丈夫
と、正直他人事でした。
そんなこと
言っている場合ではないですね。
しっかりと対策しないとだめですね。
調べてみますと、
肺炎で亡くなる方に
地域差が現れているのが
わかりました。
一貫して低い地域。
長野県・静岡県・宮城県
長野県は、
県ぐるみで健康に気をつけているのを
テレビで拝見しました。
キノコを多く摂取しています。
キノコは、
免疫力を高める食材として有名ですね。
納得です。
また、静岡県はお茶処でお茶の摂取量が多い。
お茶は殺菌力があることがわかっています。
納得です。
宮城県。
前回の記事で
1918パンデミックを調べた際、
宮城県の死亡率が低かったことが
わかりました。
そして、現在でも死亡率が低い。
宮城県を調べたら、
肺炎予防のヒントを
得ることができそうな気がします。
以上です。
皆さまもお体に気をつけて。