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リートリンの覚書

天皇とは? 万世一系とは?皇室典範なにが書かれているのか?

「万世一系(ばんせいいっけい)」とは?

万世一系とは、
永久に一つの系統が続くこと
多くは、皇室・皇統(天皇の血筋)についていいます。

1889年(明治22年)「旧皇室典範」制定に当たって伊藤博文は、皇位継承における万世の原則として、以下の3項目を挙げました。

第一 皇祚を践むは皇胤に限る
第二 皇祚を践むは男系に限る
第三 皇祚は一系にして分裂すべからず

大日本帝国憲法では次のように記されています。

第一條
大日本帝国ハ万世一系ノ天皇之ヲ統治ス

戦後につくられた皇室典範からは万世一系という言葉は消されましたが、

第一章
「皇位は、皇統に属する男系の男子が、これを継承する」

と記され、次代の天皇の位を引き継ぐのは天皇直系の男子である血統を守ることが前提とされています。


「皇室典範」の内容は?

「皇室典範」、これは皇室に関する法律であり、現在の皇室典範は日本国憲法に基づいています。

皇室典範の前身は、明治22年、大日本帝国憲法策定時につくられた旧皇室典範です。

これは天皇の諮問機関でもある枢密院と明治天皇自身によって決められ、当時の帝国議会も口を出せなかったといいます。

戦後、大日本帝国憲法が破棄され、日本国憲法がつくり直されることになり、皇室典範は一度すべてを無くしたえで、新しい皇室典範が策定されました。

主な内容は以下の通りです

皇位継承資格は皇統に属する男系男子のみ
皇位継承順序は直系優先、長系優先、近親優先

以前の旧皇室典範では、帝国議会の旧皇室典範への不干渉が定められていました。

新しい皇室典範は、他の法律と同様に皇室の制度そのものに国民が国会を通じて関与するように、GHQの強い意向があったようです


(感想)
旧皇室典範は、枢密院と明治天皇自身がつくられた憲法。

その中で、
「皇位継承の第一条で大日本国の皇位は租宗の皇統であり、男系の男子がこれを継承する。」
と記しています。

養老律令では、記されていなかった
「万世一系」
それを旧皇室典範ではっきりと明記した。

これは、子孫だけで無く
我々に向けて、
明治天皇からメッセージではないかと思うのです。


出典:Wikipedia

また、GHQが関与してきても、

それでも、
「皇位継承資格は皇統に属する男系男子のみ」
を押し通した先人たち。

先人たちからの熱い意思を感じます。
先人たちがここまで、こだわり続けた事を簡単に放棄していいのでしょうか?

子孫のために、
必要な事だからこそ
こだわったのではないでしょうか。

勝手な想像なのですが、皇族の皆さんは、祖先が守り続けた決まり事ですから、守っていきたいと思っていらっしゃるのではないかと思うのです。

しかし、様々な事を法律で決められ、縛られあげく、他人の選択に身を委ねるしかない…悲しいことです。

ご本人が、発言することはよほどの事がない限りしないでしょう。

ですから、私たちが、皇族の方々の思いを十分考えたうえで答えを見つけることが大切だと思います。

(皇室がここまで男系にこだわる理由が我々も知りえぬ秘密が何かあるのかもしれませんね。気になる所です。)

続く

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