縄文人の信仰
縄文人たちは、
あらゆる自然物や自然現象に
霊威が存在すると考えていました。
これをアニミズムといいますが、
呪術によってその災いを避けようとし、
また豊な収穫を祈りました。
こうした呪術的風習を示す遺物に、
女性をかたどった土偶や
男性の生殖器を表現したと思われる
石棒(せきぼう)などがあります。
縄文時代の中頃から
さかんになった抜歯の風習は、
通過儀礼の一つとして
成人式の際などに
おこなわれたものと考えられており、
集団の統制のきびしさをうかがわせます。
死者の多くが
屈葬(くっそう)されているのは、
死者の霊が生者に災いをおよぼすことを
恐れたためでしょう。
参考)詳説 日本史 B 山川出版
アニミズム
自然界のそれぞれのものに
固有の霊が宿るという信仰。
土偶
縄文時代の土製の人形。
女性をかたどったものが多く、
安産や豊な収穫を祈って作られたと
考えられている。
完全な形で出土することは少ない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/de/073c92b115a1596f516c32db63926589.jpg)
出典:Wikipedia
石棒(せきぼう)
石棒(せきほう)は
縄文時代の磨製石器の一つ。
男根を模したと考えられる
呪術・祭祀に関連した
特殊な道具とみられる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/a2/b50aafd6a48fb800925db9d3816b4957.jpg)
出典:Wikipedia
抜歯
縄文に代の人々が行った、
特定の歯を抜く習慣。
成人式の意味をもつと考えられている。
※叉状研歯(きじょうけんし)
東海・近畿地方に集中し、
集団の指導者が行ったと思われる。
屈葬
縄文時代の人々が行った埋葬方法。
体を強く折り曲げた姿勢で埋葬した。
埋葬を行った理由としては、
休息の姿勢、
死者の霊が災いを
もたらさないようにするため、
胎児の姿勢をまね再生を祈るため、
労力節約のためなど諸説ある。
アニミズム。
今も我々の中に息づいていますね。
自分、
電化製品とか様々な物に
"さん"付けしていますわ。
それ以外にも
縄文時代から続く風習。
いっぱいありそうですね。
ただ、
抜歯の風習は無くなってよかった。
だって、下の前歯🦷
抜くんですよ。
叉状研歯なんて、
上の前歯、
フォークみたいに削るんですよ。
麻酔がある今だって、
歯医者さん、痛いんですよ😖
麻酔ない時代に歯削るだなんて、
もう、Mなの?って感じです。
絶対、ご飯食べづらいし。
抜歯の風習、
無くなってよかった。
さて、
いかがだったでしょうか?
教科書から学ぶ縄文時代。
明日からは、
年表を見ながら
縄文時代を学んでいきたいと
思います。
最後まで読んで頂き
ありがとうございました。