さわだ和代

写真付きで活動報告・日々のできごとやおもいを綴ります。

台風21号でどれだけの被害があったのか

2018-09-21 21:54:46 | 日記
9/4の台風21号で被害を受け、住宅が雨漏りで住めなくなったご夫婦が、昨日の20日付けで新たな居を見つけて避難所を出られたそうです。これで岸和田の避難所は全て閉鎖されました。

この方々が、応急仮設住宅として、市営住宅などに入居出来なかったことが残念です。

地域の相談を多数お聞きする中で、わかったことは、古い住居でお住いの方は、台風で吹き飛ばされた瓦や屋根を修復する事に二の足を踏んでいます。借金して改修工事してまでここに住む価値があるのか。と。

一部損壊で工事する経済的余裕のない方は雨漏りする家屋を出て、賃貸を探そうとしています。

古い賃貸住宅に住んでた方は、家主に「修理するつもりはないから、出て行ってくれ」とこの2週間の間に転居を余儀なくされた方の話も複数聞きました。

生活するだけでやっとな者にとって、この災害は精神的にも経済的にも大きな痛手となりました。
高齢の方は特に「一体この先どうしていけばいいのだろうか」と途方にくれています。
そんな時、公的セイフティネットが最低限度の生活を保障すべきではないでしょうか。

傷跡は深いです。
岸和田市民、大阪府民がどれだけの被害を受けたか集約をすることが困難になっていると感じます。

行政は、り災証明申請や被害証明申請の数、消防出動の数は分かりますが、農業、商業、工業など産業的な被害の把握などは被害申請や、融資申し込みがなければ分かりません。

潜在的な被害を顕在化するにはどうしたらいいのか。とても難しい課題です。
市に申し出ても何の保証もなければ、黙って自己完結してしまう。完結できればいいですが、そうでなければ悲惨です。

稲葉町では町会が班長さんを通して、一軒一軒回って、どんな被害があったかを記録されていました。
班長さんにはご苦労ですが、そういった方法が一番いいのでしょうね。

ブルーシートもそんな調査の中で、町会から届けてもらえたのでしょう。
ブルーシートかける人手もないため、弱みに付け込んで火事場泥棒的詐欺も出ています。

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