さわだ和代

写真付きで活動報告・日々のできごとやおもいを綴ります。

医療ってなんだ?

2017-05-15 07:08:41 | 日々の活動
最近の病院はオペの傷口がまだ癒えてなくても退院させる。
私の鍼灸の患者さんがそれで、傷が裂け、結局3ヶ月ほど入院する羽目に。一度裂けたら、なかなかくっつかない。

また、先日別の方の話。
抗がん治療も基本的に在宅で通院。
70代の方が検査の結果、末期ガンで他臓器にも転移。
手の施しようがないが、通院で抗がん剤治療しますか?と聞かれ、通院で治療に通うことに。
家族としては微熱も続き、入院継続希望したが、熱があるなら解熱剤飲ませて。とのことで、不安だったが、在宅での介護サービスを受けることに。
その手続きの相談が私に寄せられた。
直ぐにケアマネジャーに繋ぎ、市からの認定調査に来てくれた。
それが、退院してからみるみる容態が悪化し、血栓が脳内血管へ。退院して3日目に救急車で病院に逆もどり。

やはり高齢で不安定な容態での退院は、無理だったのではないかと推測する。

本当に退院時は元気で、ケアマネジャーが病院に行った時、要支援認定かもしれないと思ったのに、こんなに急変するなんて。ともらしていた。

意識不明の昏睡状態。
本人もまさかの急変で心残りだろう。
病院としてはなにもする事がないと、ブドウ糖点滴のみ。

なんだかなー。早期の退院が死期を早めたような気がしてならない。
医療制度の度重なる改悪で、患者の状態を診て退院決めるのでなく、決められた診療報酬と規約で、退院させなければならない冷たい制度だと今回つくづく感じた。

命を守るはずの医療機関なのに、その役割が果たせなくなっている。
ホンマに今の日本の政治は間違っています。