さわだ和代

写真付きで活動報告・日々のできごとやおもいを綴ります。

空を眺めることが多くなった

2018-07-26 21:10:51 | 日々の活動
最近の夕焼けはとても綺麗です。
夜空の赤く鋭く光る星も気になっています。
火星でしょうか?

さわだ和代を囲む集いとして、星を見る会を開催しています。

地域の仲間の方の屋上に据えられた天体望遠鏡を幼稚園児から中学二年生まで総勢14名の子どもたちとそのお母さん、お父さんととともに空を眺めて、大井先生の星のお話を聞いていると、宇宙の大きさと今、地球から星を見てる自分たちの存在が不思議に思えてくる。

このつどいをはじめてから、空を眺めることが多くなった。

夏季冷房代を冬季暖房燃料費と同様に

2018-07-25 23:19:51 | 日々の活動
一本の電話

「〇〇です、こんにちは」と元気のない声。
相談の内容は
「今日は先生に僕らの意見は間違っているか聞いて欲しい」との前置き。
60歳代の夫婦2人家族で、夫が腰を悪くして働けない状態。奥さんパートタイマーで働いている。
彼は疲れ切った声で
「また生活保護費が削られるんですか?」との問いに「そうなんです、国が今年度から保護費を三年かけて160億円削減します,10月から支給額が減らされることになります」と答えた。
「もうこれ以上削るところないのに、削られたらどうやって生きていけばいいんでしょうか。」

「とにかく暑すぎてバテます。クーラー一日中付けっ放しにすると電気代が高くて払えないので、昼間は病院に涼みに行きます。夕方帰ってきて2時間だけクーラー入れます。
そのあと朝まで扇風機回して涼をとろうと思いますが暑くて眠れず、もう、しんどすぎて死にそうだ。冬季の暖房費と同様に夏も3000円エアコン代として出してもらえないか、この考え方間違ってるか?」とのこと。

国は憲法25条の健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を保障しなければならない。
万が一、生活切り詰め、熱中症や他の病気を引き起こしてしまうと余計に医療費がかかることになることだってある。

私は「間違えてないと思います。生きていくために、正当な意見ですよね。国に働きかけて、実現しましょう。」と電話を切った。

セーフティネットの社会保障費はどんどん削られて、軍事費はどんどん伸びて、5兆円突破している。
アメリカ製の陸上イージス アショア二基と最新レーダー合わせて6000億円購入する。当初の3倍の予算だ。

国民の声は聞かないが、アメリカの言うことは二つ返事で聞く政府。
いつまで敗戦国としてアメリカに跪くのか。
戦後レジュームからの脱却が出来ていないのは、安倍さん、あなたではないか。


年金者大会で、いいお話が聞けました

2018-07-25 22:05:30 | 日々の活動
全日本年金者組合 岸和田支部定期大会が牛滝温泉いよやかの郷で開催されました。
日本共産党岸和田市会議員団を代表してご挨拶させて頂きました。自治体学校の馬奈木弁護士から仕入れたての権利とはなんぞや?戦争をするための1番の抑止力となるのは何かのお話と6月議会を含めて岸和田維新市政の状況と8月の議会目指して何をして行くかのお話をさせて頂きました。

みなさん人生の大先輩。特別の戦争体験「もう1つの学徒出陣」で友人が戦死した経験を語ってくださったのは、今年91歳になられる小畑哲雄さんです。小畑さんは戦後私学の教員の傍、平和運動に身を投じてこられました。

友の最期の「本当は行きたくなかと」という言葉と、その戦死した友のお宅に一週間泊めてもらった折、友の母が、「なんで、もう帰るんや、帰るというな、この机に座っとるあんた、横になっとるあんた、ご飯を食べとるあんたを見てると、あの子が帰ってきたように思えてならん。帰らんといてくれ!」と泣かれた時、子をなくした母の深い悲しみが、今の私の人生の原点だと語ってくださいました。
平和のためにできることはなんでもする。
まだまだする事沢山あるからくたばれない!深い悲しみが今の自分の原点だと語る、今年91歳になられる小畑哲雄さんは矍鑠として軍人として鍛えられた凄みを感じました。
小畑先生と写真を撮って頂きました。

馬奈木弁護士特別講演はすごかった!

2018-07-23 13:06:33 | 日々の活動
自治体学校最終日の7.23の特別講演は素晴らしかった。
50年の弁護士活動の経験、そして先生が学生時代に恩師からの命題「権利とは何か?」を追求し、権利を勝ち取るため住民と一緒になって、裁判闘争してきた経験を存分に聞くことができた。

権利とは日本国憲法前文にきちんと明文化されている。
人類が長い歴史の中で勝ち取ってきたもの、それを私たちが享受し、この権利を行使するために普段に努力すること、そしてそれを次世代に手渡していくという義務がある。
憲法は国民主権を貫くために、国家権力の暴走を防ぐために権力側に守る義務を課している。しかし、同時に私たち国民側にも憲法を守り、伝えていく義務があるということを忘れてはならない。

個人で権利を行使する為に自分だけの主張でなく、周囲もそれを認めて初めて行使できる。権利行使で争いのあるときは司法で解決する。
それが法治国家。

しかし、今の国家は判決すら守らない。
行政記録すらも改ざんするというお粗末さだ。
政権は住民側が、勝利判決を得た今もなお、諫早湾の開門をせず、潮流を元に戻していない。
これが日本の最大の間違いである。
政権側の「国民の権利」の考え方は、「政府が国民に与えてやった権利だから、取り上げてもいいのだ」というおごり高ぶった認識。

日本人の権利の主張は、なかなか育ってこなかった。今、安倍政権は戦争する国づくりに向けて、暴走しているが、戦争をする為に一番障害になるのは、個人の権利主張だということ。

だから、いま、モノ言えない黙らざるを得ない状況が作られつつある。
「ダメなものはダメ」と言える日本人になることが、一番、戦争を進める上で障害となる。

たとえ話に橋本忍監督の「私は貝になりたい」の話をされた。
主人公の床屋が、召集され、軍隊で上官にアメリカ兵の捕虜を殺せと命令される。
フランキー堺氏が演じた映画では命令通り殺害し、戦後、戦争犯罪者として処刑される。
しかし、さんま氏がテレビドラマで扮した時は、上官の命令に背いた。「私は人を殺す為に生まれてきたのではない。」と。そして上官に殺害されるという内容だった。
その時、馬奈木先生は「あー橋本忍さんの言いたかったことはこれなのだ」と理解したという。

世界ではアイデンティティを重要視する。
「自分の人権は絶対に誰にも侵されない」という人権意識。たとえ上官の命令で、捕虜を殺害したとしても、責任逃れはできない。それが世界の常識である。
日本人はその点が甘っちょろい!
「上官から命令されて、それに従っただけなのに死刑になるなんてかわいそう」なんていう考え方はまず世界では通用しないということ。
自分の行動は自分で責任を取るということ。
責任を取れないことはしないこと。
自分の人権を守る、主張する、行使するためにみなさんが頑張れば日本は必ず変わる。

先生が諫早湾、水俣病など住民とともに裁判闘争をし「絶対に譲れない!」現場で培ってきたものの大きさを感じた。
そして先生が、学生時代に恩師から法律の専門家として鍛え上げられた理論に裏打ちされた凄みを感じた。

自治体学校での2日目の学び

2018-07-22 22:31:00 | 日々の活動
第60回自治体学校in福岡の2日目は分科会でした。
10分科会、2講座、3現地分科会とそれぞれに自分の勉強したい所に分散しました。

私は第6分科会の「被災者の健康.生活実態と自治体の役割-熊本地震二年の経験から」に参加しました。
9時半から夕方5時までみっちり全国の災害地からの報告と被災者救済は国の責任であり、生業の保障は個人の資産形成のため公金は入れられないという理屈は間違えているなどそれぞれの方がおっしゃってました。
京都市からは耐震改修の保障金や被災者生活支援についての先進的な報告がされました。詳細は京都市HPに。
「みなし仮設住宅」はプレハブではなく、空き家になっている民間住宅を借りて家賃は公的負担と本人一部負担です。これが大変問題となっていること。
障害者、障害児、介護の必要な高齢者、喘息など持病がある方などプレハブ住宅建設まで待てない重篤な人たちが、コミュニティから離れ、他県へも移動する事で、支援情報や、支援物資支給などの範疇から外れてしまうこと。
孤立感が増し、孤独死にも繋がっていくこと全く知らない実態を聞くことができました。
点在してしまった被災者の方のデータは個人情報保護の観点から民医連医療班や、ボランティアなどには知らされないため、手の施しようがない。との事。

もっと柔軟に困っている人を真ん中に置いて、みんなが支え、支えられる仕組みづくりが必要。

ソフト面、ハード面から課題が山盛りです。