長期にわたる休校から明けて通学を再開した子どもたちはさまざまな不安やストレスを感じていると想像できます。大人たちによる適切な対応が求められます。
具体的には以下のような課題があると思います。
感染に対する不安。
友だちづくり、友だち関係の不安。
「いじめ」のリスクが高まっていること。(大人の社会でも感染者や医療従事者への偏見、差別が問題となりました。)
感染対策(ソーシャルディスタンス、マスク着用など)がもたらすストレス。
勉強の遅れに関連する不安やストレス。
学校行事などが中止になったことにともなう失望感。
虐待被害のリスク。
休校期間中に生活リズムが不安定になったり、ゲームなどに依存的になった子どもたちも多いと思われること。
もともと学校や学級になじめなかった子どもにとっては、学校再開それ自体が不安やストレスの要因となること。
★参考となる情報
国立成育医療研究センターの「新型コロナウイルスと子どものストレス」のページには子ども向けのコンテンツ「頑張っている君たちへ 学校再開にむけてメッセージ」、「学校に通う君たちへ」が公開されています。
浜松医科大学子どもの発達科学研究所の「学校再開へのメッセージ」のページには大人向けの助言のコンテンツが公開されています。