関西から羽田空港へ戻り、お客様からのご依頼品の時計をお届けに上がると
アメリカから初代ロイヤルオークコンセプトが届いたとお見せ頂きました。
確か2002年のSIHHだったと思いますが、オーディマピゲのブースで
この時計を見せてもらいリシャールミルさんのアイデアでショックアブソーバーや
竜頭のファンクションボタンやパワーリザーブとトルクインジケーターを搭載し
今までに無かったオーディマピゲの時計だと感動したのを覚えております。
その時にはリシャールミルさんの事は存じてなかったのですが、
数ヶ月後、当時大沢商会にいらっしゃった現RMジャパン社長の川崎氏と
パリ、バンドーム広場のホテルのラウンジでリシャールさんにお会いしてご自身がはめられてた
RM002RGのトゥールビヨンですが、この時計は投げても壊れないんだと
投げられてその時計を拾い上げた時にほんまに壊れへんねやと感動し
その時にロイヤルオークコンセプトの事を思い出しショックアブソーバーは有効なんだと
リシャールさんにも確認し再認識させられました
当時投げても壊れないトゥールビヨンはあり得なかったです
RM001は既に発表されてましたが、初代ロイヤルオークコンセプトによって
リシャールミルさんの知名度は上がり
RM002V1,V2,RM003,RM005,RM004,RM008,RM006,RM009へと
繋がっていきました
さすがに当時は現在のブレークを全く予測できてませんでしたね
お客様、エポックメイキングな大変貴重な時計を見せて頂き
有難うございました