僕は名もない凡人でいたい

バイオリン オペラ 文芸 旅行 絵……そして、日常。白血病闘病記も

念願の小笠原(計画)

2018年11月01日 | 旅行記
特別な何かがなければ、今の小笠原に行くのは難しい。
ご存知、ヨーロッパより遠い東京都。
片道25時間の船旅。
空港ができる前に行きたい、行かなきゃ、と思い続けて20年。
気づけば、世界遺産にまでなっている。

年末年始の予約開始日である7月30日に予約を入れ、10月29日に確約メールが来た。
第1希望の船室と宿が取れて一安心。

しかし、のんびりはしていられない。
急いで各ツアー予約を入れなくてはならないのだ。
自然保護のため、観光客が自由に歩ける場所は限られているので、ツアー参加は必須である。

海も山も、アクティビティは体力勝負。
年齢制限もあり、病歴によって診断書を必要とするものもある。
たとえば、初心者がイルカと泳ぐのに40代はギリギリである。

イルカと泳ぎたい!
でも、

「シュノーケルで一気に水深10m潜れるか」

と聞かれたら、

(シュノーケルって水面でプカプカ浮くやつだよね?)
(魚に夢中になってうっかり背中だけ焼けちゃうやつだよね?笑)

なんて思ってるあたり、私の技術もたかが知れている。

「繁忙期なので初心者に教える余裕はない。内地で練習してきてください」

と言われても、練習場所もない。
いや、ダイビングスクールに通……って、ええ!? 
なんてハードルが高いんだ。

私が悩んでいたら、

「冬の海、寒くない?」

夫の一言で、

「そだね」

と。あきらめた。
でも、南島は上陸予定。

あとは山。
トレッキングも

「アップダウンのあるところを普通に5~6時間歩ける体力」

が求められる。
大丈夫ですか、自分。
鍛えなくては。
固有種が見たいので頑張る!

イベント 筑波宇宙センター

2018年10月05日 | 旅行記
JAXA筑波のイベントに行ってきました。

あいにくの雨。
でも、大勢の方が楽しんでいました。
子供から大人まで、男性も女性も。若い人が多かったです。
普段は見られない管制室の奥を見学したり、最新H3ロケットのエンジンに関する謎解きをしたり。
来場者9400人ですって。
すごい人気ですね!

そういえば最近、サブカルチャー分野でSFが再燃しているのを感じます。
私の子供時代は「銀河鉄道999」とか「宇宙戦艦ヤマト」とか。
個人的には「超人ロック」が好き。今も連載しているんですよね。
あと「地球(テラ)へ…」は名作。


写真が……どうしたら縦になってくれるのかしら。
本物の宇宙服ではありません。
葛飾北斎のデザインをあしらってみたそうですが、ちょっと微妙。

尊敬するWさんとまたお会いできて嬉しかったです。

お礼参りへ 明治神宮

2018年06月05日 | 旅行記
お礼参りで明治神宮へ。

20年以上も会っていない疎遠な友人(私)の病気平癒ため、桐箱に入った豪華なお守りを送ってくれた友人。
性格や心根が全然変わっていなくて、とても嬉しかった。

移植から5年がたったこと、そのお礼をしたくて私から誘ったのに、友人の方がおごってくれた。
お返しに、ブルーシールアイスクリームをおごった。

楽しく優しい時間だった。





モネの絵のようです

末期がんの友人に会いに4

2018年06月01日 | 旅行記
少し前の事になる。
都内のホテルで高校の同級生4人、何もしない女子旅をした。

3年間学級委員長だった「いんちょー」が、旅の手配もろもろを全部引き受けてくれた。
当日は引率の先生さながら、全員を引っ張って行く。
「はい、バス停はここ。バスは何時何分に来るから、デパ地下で買い物していこう」
部屋に着くと、もろもろ精算。
「はい、いくら」
一人一人の性格を把握して、行動パターンを分析する。
「多分、Hちゃんは待ち合わせ場所に迷って電話かけてくる。で、その次にA子もかけてくる」
そしてその通りになる。(A子は私)
40超えてもやっぱり委員長。
いつも迷惑かけてごめんよ、そしてこの旅を計画してくれてありがとう!!

もっとも気を使ったのは、末期がんの友人Hの体のこと。
本人は「元気だよ」と言い、私たちも腫物に触るような態度はとらない。
だけど、いつでも寝られるように、別室のベッドが用意されている。
ご飯を食べてお酒を飲んでトランプをする以外、何もしなかった。
素晴らしい旅だった。

ひとつだけ。
できれば「私はもうすぐ死ぬから」と、笑いながら言葉にするHの話をもっと聞いてあげたかった。
一緒に泣いてもいいじゃないか。
誰も見ていないのだから……。
でも友人のある一言で、今日は忘れて楽しもうよ、という雰囲気になってしまった。
女子会における魔の法則だと思う。

Hが素直ないい子だから、助けたくなる。
抗がん剤は、Hの体をボロボロにするだけでなく、経済的にも大きな負担になっている。
ゲノム医療に懸けていたが、医療機関は採取した細胞を壊してしまった。