僕は名もない凡人でいたい

バイオリン オペラ 文芸 旅行 絵……そして、日常。白血病闘病記も

ラフマニノフに魅せられて

2018年05月18日 | 観劇・コンサート
かの有名なラフマニノフ「ピアノ協奏曲第2番」を、聴きに行きました。
美しい音楽を楽しみ、心と体が癒されて元気になりました。

20年来の友人が、ヴァイオリンのパートリーダーとして頑張っていました。
彼がヴァイオリンを始めたのは、30を過ぎてからです。

ヴァイオリンの先生を紹介したのは、私でした。
「大人になってからでも始められるよ」
と。
軽い気持ちでした。

それが10年以上続き、今やパートリーダーを任され、オーケストラで次々と難曲に挑戦しているなんて。
すごいな、君は!

努力の賜物としかいいようがありません。
驚きとともに、とても嬉しく誇らしい気持ちになりました。

フエルサブルータ

2018年04月27日 | 観劇・コンサート
知人の娘さんが出演しているということで、こんなところに行って来ました。

出演者が叫びながら私の肩を抱いたり触ったりして、皆と一緒にリズムをとるよう訴えかけてきました。
楽しみ方は人それぞれなので、放っておいてくださいね。

こういう世界があるとは知っていましたが、今の私には縁遠いものです。
しかし、学ぶことは多々あります。
仕掛けや衣装がとても素敵でした。

音楽劇「三文オペラ」 ※ネタバレ少しあり

2018年02月01日 | 観劇・コンサート
音楽劇「三文オペラ」を観た。
舞台を戦後あたりの横浜に置き換えている。

不協和音の音楽は、舞台隅のバンド奏者5名によって、ロック調に鳴る。
一部の観客をエキストラに使い、舞台に上げるという演出。
開演前、すりガラス越しに彼らが練習する姿が見えた。
メッセージ性が強いのか、徹頭徹尾「フォルテ!フォルテ!」と叫んでいるような舞台。

〈おばさん、おばさん〉〈なんですって、キイッー!〉……という感じの歌詞は、モーツァルトのオペラ「フィガロ結婚」のオマージュだろう。
モーツァルトの方が、ずっと洗練されていて美しいけれど。
プレヒトは人間の醜悪さを冷笑する。

演者で印象に残った人。
元・男闘呼組(ジャニーズ)の高橋和也さん、いい味出してる。
AKBの峰岸みなみちゃんも頑張っているな、と思った。
主役の松岡充さんは適役。甘いマスクの悪い奴、でも憎めないというキャラクターを見事に演じていた。最後の場面は非常に危険だったと思うけれど、果敢に挑戦していた。

3時間は長かった。
でも、席も良かったし(友人が取ってくれた)結構楽しめた。


 【音楽劇「三文オペラ」 KAAT神奈川芸術劇場】
 作:ベルトルト・プレヒト
 音楽:クルト・ヴァイル
 演出・上演台本:谷賢一
 主演:松岡充