僕は名もない凡人でいたい

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ダイエット漢方薬が原因か

2018年12月06日 | 闘病記
3カ月毎の血液内科・定期検査で引っ掛った項目の再検査。
相変わらず「ALP」だけが異常値であった。

左から「検査項目」「正常範囲数値」「検査結果数値」

検査日:11月29日


検査日:12月4日

主治医は首をひねっていた。

「肝臓・胆道系の項目だけど、他の項目が正常なのにALPだけ上がるというのは見たことがないの。あり得るとしたら骨なんだけど、どこも折れてないよね? 検査部から来たデータは、薬の影響みたいな出方なんだけどお薬変えてないよね? いつもと同じだよねえ……?」

今の状態で何かの治療を要するとは言えないものの、見落としがあるといけないので、2週間後にもう一度血液検査をすることに。
その結果次第で、全身CTなど検査項目を増やすという。

なんだろうな???
でも平気な気がする。
だって、食べて寝て毎日筋トレして、すごく元気なんだもの。

帰宅後、私の話を聞いた夫は、すぐに「ALP」について調べ始めた。

「肝臓や骨もだけど、代謝にも関わる項目みたいだね……。ん、もしかしてこれじゃない?!」

夫が指差すもの。
それは、最近ドラッグストアで購入したこれ。

ここ数日、飲んでた。
効果は一切表れてないけど……。
まさかビンゴ!?

ひとまず飲むのをやめて、2週間後の血液検査結果を待つ。
(高かったのになー)

病院までウォーキング

2018年11月29日 | 闘病記
3か月毎の通院日。
自宅から病院まで約8キロほど歩いた。
途中でペットボトルの水500mlを飲み、病院へ到着。
ちょっと汗ばんだ状態で、そのまま採血室へ向かう。

採血は2度めの針刺しで成功したものの、血液が流れないので看護師さん2人と私とで腕を押したり角度を変えたり。
歩いて来たがために、脱水状態だったらしい。
大きく深呼吸するとどうにか血液が流れ出したので、何回か深呼吸を続けた。

 lib「クラクラします」

 看護師「当たり前よ、脱水状態で深く呼吸したんだから」

車いすに乗って(久しぶり)ベッドへ運ばれる。
軽い貧血。
5分寝たら復活する程度だけど、3回も血圧を測った。

1時間後、採血結果を見た主治医から

「最近、何かあった?」

と聞かれる。
肝臓と胆道に関わる数値が異常に高い。(正常値の10倍くらい)

 主治医「でも他の数値が悪くないから、肝臓は平気だと思う。考えられるとしたら骨なんだけど、折れてないよね?」

 lib「折れてるも何も、自宅から歩いて来たので」

主治医は「えっー」と、机に突っ伏してしまった。

で来週、もう一度、検査することになった。
こんな念押しをされて。

「次は、歩いて来ないでね」

あ、はい……。

夫の鼻の手術

2018年10月13日 | 闘病記
夫の手術が終わったと、外来の主治医が伝えにきた。
普通は看護師が伝えに来るけれど、いかにも新人という感じの若い女医さんが、興奮気味に私に説明する。
どこをどう切ったか、削ったか。
大きな手術ではない。
顔を切開するわけではなく、鼻の孔から内視鏡によって行う。
しかし、予定の2時間を超え、4時間以上もかかったのだ。
長い待ち時間に、読みかけの村上春樹『1Q84 BOOK1前編』と、病院内のボランティア図書にあった野口聡一『宇宙においでよ!』を読んでしまった。

「麻酔の準備に時間がかかっただけで、トラブルはなく手術は大成功です」
当初はそういう話だった。

ベッドの上に書いてある「オダ(仮名)」という主治医・執刀医の顔を、私も夫も知らなかった。
「麻酔が効いて患者が知らないうちに、大門未知子みたいに現れるんじゃない」
と、冗談まじりに話していたら、本当に「オダ」医師の顔を知らないまま手術時間を迎えた。
手術室でも、夫は挨拶も紹介もされなかったらしい。
(術前に一度も患者の顔を見に来ない医者がいるなんて!)
術後、私が荷物を取りに一時帰宅している間に、白衣集団をゾロゾロ引き連れてようやく現れたという。
「手術は大成功ですよ」
と。
「でも、ずいぶんと時間がかかったようですが」
夫は麻酔から目覚めきらぬ中で、質問を投げたという。
「それは鼻が小さかったのと、結構中で曲がっていたので……」
言い訳にしては子供じみている。
夫の印象では、
「いかにも偉そうだったよ。それに、手術中のトラブルを隠蔽しようとしてた」
白い巨頭か。

後で知ったこと。
懸念していた全身麻酔下でアレルギーが起こっていた。
ほんの少しのヨードチンキ(ヨウ素・イソジン)によって、危うく呼吸不全に陥るところだったのである。
造影剤(ヨウ素)がNGなのは、病院も把握しているはずだが。
夜、新人の女医さん(外来の主治医)、麻酔科の若手男性スタッフ、手術室の担当看護師の3人が、正直に謝りに来た。
そして、伝えられた。
今後、絶対にヨウ素を使ってはならないと。

長い一日だった。

通院日 動物に癒される帰途

2018年08月23日 | 闘病記
通院日。
移植6年目の血管は元通り元気になったらしく、採血は滞りなく済む。
相変わらず腎臓の数値は高め。
鉄は500を切ったけれど、まだまだ多いので不足がちな女性に分けてあげたい位。

病院に隣接するカフェのランチパスタ。
すごく美味しい

主治医からの宿題は、移植者の就労アンケートだって。

結構分厚く所要時間は30分ほど。
参加は自由で、何の役に立つか知らないけれど、一応出してみようと思う。

7キロほど歩いて帰る。

まどろむ猫

カルガモ親子のかわいいお尻