ポイント:沖縄本島(崎本部)
水温:21度 気温:20度 スーツ:5mmフルスーツ+フードベスト または ドライスーツ
ひとこと:ボートコート等の防寒着があれば快適です
崎本部ポイント(ゴリラチョップ)の象徴となっている、ゴリラの岩。
頭にカラスが止まっています。 さて、彼が狙っている獲物は・・・
海鳥の死骸・・・エントリー前から残酷なネイチャーシーンを見てしまった・・・
なんの変哲もない岩場ですが、中央あたりにある緑の部分が分かりますか?
このフサフサとした海草・・・イトゲノマユハキまたはマユハキモと思われます。
この2種は顕微鏡レベルで見れば判別可能らしい・・・ハッキリ言って私には
どちらか分かりません・・・
そのフサフサにいる、緑のキレイなカニさん、マルトサカガザミというそうです。
このフサフサに必ずいるわけではなく、比較的大きなフサフサには住み心地が
良いのか、時々見つけることができます。
「つがいで、もう一匹いるのではないか?」という確信があったので、丹念に調べて
見ると、一回り小さな個体がでてきました。 こちらは体の内部が少しオレンジ色
に見えます。 先の写真の個体が1.4cmとすれ、こちらは1.0cmといったところ
です。
そして、こちらは1週間ほど前から同じカイメンをムシャムシャ食べている
タヌキイロウミウシです。 いったいいつまで食べていることやら・・・うちの娘なら
とっくにオカンに怒られているところですが・・・
前回のブログでは「気持ち悪くて触ったことがない・・・」
と、やや男らしくない発言をしました。 そこで、今回は少しだけ、指示棒で触って
見たところ・・・ 予想通り、青白色の粘液のようなものが糸を引いてでてきました。
出てきているのは、触った部分の表面からのようです。 これがいったいどれぐらいの
毒をもつものなのか? 「タヌキ君触ってゴメン」
こちらは、砂地にブスッと立っているテトラポットの一部分
表面を見てみると、ムネボヤがたくさん付着しています。
このムネボヤは透明感があり、結構大きくなるため、生物が付着しているときには
写真撮影の良い舞台になります。
いました、1週間前と同じところで、同じようにおなかを膨らませたセボシウミタケハゼのメス
同じ個体なのだろうか?
こちらは、他のムネボヤについていた、オスと思われるセボシウミタケハゼ・・・
それからそれから、こちらは、やや古くなったホヤに産卵したのか? はたまた
偶然居合わせたのか? 右上のところにパッチ上の卵があります。
拡大するとこんな感じで、発眼していますね~、ということはだいぶ前に産卵したもの
のようです。 セボシウミタケハゼは産んだ卵を守るという行動をするのだろうか?
そして、いつごろ孵化するのでしょうか?
おとなりのホヤでは「さあ!これから!」とオスメスが気合を入れている最中でした。
産卵行動の時間はいつごろなのかなあ、夕方かな?
トシ