「デイドリームビリーバー」は、ZERRYこと忌野清志郎が亡き母へ捧げた歌なんだ。
実の母親は清志郎彼が3歳の時に亡くなっていて、
その後、継母がずっと面倒を見てくれたらしいんだ。
育ててくれた継母も1986年に他界。
そこで初めて、彼は両親が生みの親ではないと知る。
デイドリームビリーバーの歌詞を紐解いていくと、
彼が亡き母へ送った歌だとわかる気がする。
彼女とは亡き母親のこと。「もう今は彼女(母親)はどこにもいない」
「目覚まし」というのは夢からの目醒めの象徴。
目覚ましが鳴ろうと、母親は見つからない。
僕はデイドリームビリーバー、そう忌野清志郎は白昼夢をずっと見てきたんだ。
「彼女とくらしてきたよ」という詞は彼の白昼夢、非現実的な空想なんだ。
ケンカしたり仲直りしたりして暮らしてきたはずの母親が、
「写真の中でやさしい目で微笑んでいる」
清志郎さんは、亡き母を明るい気持ちで送るために広がりのある
この開放的な楽曲を選んだのかもしれないね。