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ペクチン

ペクチンはその構造の違いにより、さまざまな特性をもっており、ゲル化剤、増粘剤、安定剤などとして大部分は食品分野で利用されていますが、水に溶けるタイプの代表的な食物繊維

食物繊維としてのペクチンの特性は、私たちの健康維持に非常に重要な役割を担っているのです。ペクチンには整腸作用があり、下痢や便秘を予防する効果があります。また血液中のコレステロール、なかでも悪玉と呼ばれているLDLを下げる働きがあり、動脈硬化や心筋梗塞、糖尿病にもよい効果を上げるといわれ注目を集めています。

抽出原料としては乾燥させたりんごの搾りかすや柑橘類の果皮が使用されています。

果物を煮ると、含まれているペクチンが水に溶け出し、糖分とともに煮詰めると果実中の酸との作用によりゼリー化するのです。果実によりこのペクチンの量が足りない場合には、理想的なゼリー化状態にするために補うことになります。古くからジャムをつくるときに、りんごの芯などが伝統的に使用されてきましたが、今日、ペクチンはその優れたゲル化特性から、ジャムやフルーツソース、ゼリーの製造など幅広く利用されるようになりました。
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