シャロンの部屋 Around

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All That Jazz!

私、ハンバーガー!

2010年05月14日 | ワンポイント英会話
若干名のファンの方のために、続けてワンポイント英会話 (ってほどでもないっか)。

思えばかれこれ33年前渡米したのであるが、日本には知られていない、ワシントンDC郊外、バージニア州の小さな女子大(今は総合大学)には、私の他二人の日本人学生がいました。一人は、お父さんが自衛隊さんとかで、お父さんの仕事の関係で家族で生活していました。名字は忘れたけど、確かアキコ(安芸子だったはず)といった彼女は、数学がよくできて、先生からたいそう誉められていたっけ。ある日雑談途中、「うちの父ったら、ひどいのよ。このあいだ家族で食事に行ったら、アイアムアハンバーガーって言ったのよ!」とかなり憤慨した様子だった。
で、その場にいた日本人数名、大爆笑っ!そうです。I am a hamburger. 私はハンバーガーです、ですからね。レストランの人もたいそうおかしかったにちがいない。
確かに日本では、「えっとー、私、カレーライス」「じゃあ、俺ハンバーガー!」などと注文する。
お父さんは、この、am (is, are などいわゆるbe動詞)の概念を理解していなかったのだろう。もちろん、~である、と状態を表し、前と後ろの言葉がイコールの関係にあることを意味しているのだけど、その概念をつかまずに、単語だけつらねちゃって、アイアムアハンバーガーになっちゃったわけですね。ご丁寧に、不定冠詞のaをちゃんとつけたところが、涙を誘います。
それでも仕事でワシントンDCに赴任したんだから、すごいわー。

余談だけど、英語ができなかったころ、「あの人英語ぺらぺらなんだって」などと噂話を耳にすると、いいなあ、英語ぺらぺらなんだぁと、うらやましく思ったりしたが、実際自分が英語少しできるようになると、周囲のその「ペラペラ」という表現がまったくあてにならないことがよくわかりました。そもそも、ペラペラかどうかなんて、英語が話せない人に判断できるわけがないのだ。英語をまったくしらなければ、極端な話、アイアムアハンバーガーでも、ペラペラに聞こえるのだろうから。

だからといって臆してはいけません。ちがう言語を知ることは本当に世界が広がります。英語はとーっても便利だし!オモシロイ!