うちの前の通りは、大雪がふると夜中に除雪のブルドーザーが通っていく。一見よさそうだけど、これがはた迷惑なのだ。というのも、道路と敷地の前に、大きくて長い畝をつくっていくのだ。これが腰くらいの高さまであって、しかも、路上の踏み固まった雪を削り上げていくから、硬くて重たくて、スコップですくい投げることができない。商店がある通りなどは、店先の雪を両わきに寄せていくのに、住宅だとそのまま、でーんと雪山をつくったままにしていく。除雪のできない体の人や年寄りは、本当に困るよ。どうせならちょこっと雪を横に寄せるか、いっそただ踏み固めるだけにしてもらいたいものです。
いくら4WDでも腰高の雪山を越えるのは無理。車体が乗り上げてしまったら車輪が空回りするだけ。車を出せないから出勤もできない。仕方がないから朝7時にシルバーさんに電話して、「今日はうちを先にやってください」ってお願いして。それでもシルバーさんはバスにのってくるから、到着したのは8時半。車を出せるくらいの幅を先に除雪してもらって、オフィスは30分遅刻です。
都会の人にはわかんないだろうな、雪国の生活。