20070818
昨夜、何とか夕食にありつき横になると疲労にまかせて
そのまま爆睡状態に陥り夜中の屋根を激しく打ち付ける
雨にウトウト目を覚ます。ゲェ雨!とぼけた頭で考えつつ
時計に目をやると「なんや、まだ寝られるやん。」
二度寝をきめる。
ピピピッ、ピピピッ、目覚ましの音に体を起こし昨晩
まとめといた荷物をもって一階におりる。まだ4時前
なので他の宿泊者は大方ぐっすり夢の中、自分は
今日がメインイベント、超長丁場の日なので夜明け前の
出発に備える。昨日の疲労は心配したほど残って
ないように感じたが膝と足首にばっちりテーピングをほどこし、
ヘッドランプ点灯させて薄闇の中を歩き出した。
草木のしずくに濡れないようにレインを着て出たが昨晩は
通り雨だったようで今日の雨の心配はなさそうだ。
(北薬師岳)
寝起きのせいか昨日の疲労のせいかペースが
上がらない中ゆっくり高度をかせいでいく。30分も歩くと
あかりは不要になり空は白けて左手奥に裏銀、烏帽子岳
あたりの山が見える。このままスッキリ晴れ上がってくれよと
思いつつ歩くが間山を越えて北薬師岳山頂に登りつく頃には
昨日と同じ真っ白の世界と化していた。
(元気な3人組)
そんな時に進行方向から今日初めての対向者と出会う、
高校生ぐらいか?運動靴にぺったんこのデイパックという
かなりの軽装で現れ「こんちはっす」と元気よく挨拶をした後
「じゃ、どんどん行こう」と風のようにすぎ去っていった。
(薬師岳山頂)
ここから薬師岳までは40分、食料を少し口にして出発したが
ペースが上がらないままで本峰に到着、しっかり食べることに
する。なんとなしに力が湧いてきたような気がしてきた、
力がみなぎってきた。南側の登山道は砂っぽいザレ道なので
下半身への負担が少ないので小走りで降りることができて
ずいぶん時間がかせげた。途中、山頂を目指す幾つもの
ツアーパーティに出会い、改めて中高年に人気の高い山と感じた。
(山頂を目指す中高年の人々)
薬師岳山荘を素通りして、薬師平辺りから青空がのぞきだし
好天の兆しが現れ気持ちも盛り上がってくる。
そのまま太郎のテン場を越えて中間地点の太郎平小屋には
予定通り10時前に到着。
(もうすぐ太郎平小屋)
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