ザックの肩紐がほつれてきました。購入してから二ヶ月、十数回しか使用していない。勿論乱暴な扱いはしてませんし、寧ろ禰豆子と命名するほど愛着のある相棒。
縫うけどね、縫えば解決する小さな問題。ついでだから携帯電話収納する袋も縫い付けてやんよ。
糸の色も気にせず裁縫技術もなく縦横無尽に糸通す。不格好な仕上がりだけどそれも個性的で乙なもの。それにしてもこんなに早く不具合が出るものなのか不良品ではないのかと疑いもしたけど、左肩だけが破損したのは背負いかたに問題があるのかも知れないと調べてみましたザックの正しい背負い方や歩き方や呼吸法など登山に関する知識諸々。全て知らない情報ではないけど、90%程度知らない情報。ザックは腰で担ぐとか登りは蛇行して歩幅を狭くとか、知りませんでしたのでね、試したくなる。
んなわけで、白髪岳。禰豆子には2L分の飲料水と保冷剤詰め込み、扇子に代わる新しい道具を装着して挑んでみた。保冷剤が意外と重い。
登山口から数分後に迷い子。復帰した頃には肩も膝も痛む始末。ひとつめの休憩場所で既に登頂したような寛ぎ時間に突入した。蜂も虻も頭の周りを威嚇するように飛び回るけど、彼等は石や木を刺したりしない。石のように微動だにしない作戦。
ここ登りたくて白髪岳に来ました。三点支持必須の急な岩登り。数秒で登りきれるけど、この数秒のためにここまで来た。
休憩したいけど平らな場所はなく、棒立ちで登頂を満喫する。山頂ではないけどね。
これを超えれば白髪岳山頂。
山頂手前でドラム缶。なぜここにドラム缶があるのかより、ここまでどのようにして運んだのかが気になる。
白髪岳山頂。誰もいない。木陰もない風もない。だけど僕には扇風機と日傘がある。気合、忍耐、根性。数分耐えたので移動することにした。
松尾山は予定してませんでしたが、煙草買うついでに珈琲も買う感覚で、白髪岳のついでに松尾山。向かう途中で地面ごと剥がされた木を発見。鬼の所業か。
山頂手前で今回二度目の迷い子。二ヶ月前とは違うんだ。少し戻り人の踏み跡見つけて難なく彷徨時間終了。山頂には先客が二人。休憩してたら松尾山登山口方面からおじちゃん到着。帽子もかぶらず秋のような服装。息切れしている様子もなく汗もかいていない。友人宅に泊まり、コンビニに買い物に行くつもりが山に迷い込んで山頂まで探しに来たような雰囲気。超人か。
巨木とペクチェ素子扇風機。原理はなんとなく解るけど説明はしない。出来ない。未知は神秘なのだから。
千年杉と仙の岩。そう言えばこの付近にガイド犬が出没するそうだ。勝手に付いてきていつの間にか先回りしている。白髪岳山頂にも松尾山にも登るそうだ。超犬か。
白髪岳まで時間がかかり過ぎた。ザックが肩に食い込むし負担の少ない歩き方も習得出来ず。
翌日惣山と紅山で歩行訓練。山頂以外で休憩しないぐらいには成長した。禰豆子は留守番。腰に小さな鞄、水1Lで少し余るぐらい。
本日の戦利品。
アプリ変えてみた。
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