英紙デイリー・メール(ウェブ版)によると、この事が起きたのは昨年10月。
英国に住むクレア・オズボーンさん(37)は突然喉にかゆみを感じて咳が止まらなくなった。
5分後に喉の奥で何かが剥がれるのを感じ、
一塊の肝臓のような物体が喉から出てきたが、その時は気にせず捨ててしまった。
数日後、再び咳が止まらなくなった。
今度の咳で出てきた塊は長さ2cmで心臓の形をしていた。
驚いたクレアさんがその組織をすぐに医師に渡して検査してもらったところ、
この組織は悪性で、彼女は治癒率50%の喉頭癌であることが判明した。
6人の子供たちに負担をかけないよう、失意のどん底で葬儀のお金の準備を始めたクレアさん。
しかし、さらに検査してみると、驚いたことに体内の癌細胞は消えていた。
医師も驚きながら、「喉の癌組織は咳で出てしまったようだ。おめでとう」とクレア さんに告げた。
「咳が私の命を助けるなんて思いもしなかった」とクレアさんは信じられないという様子で語った。
医師の話によれば、腫瘍がちょうど咽喉のと ころに出来ていたため、結果として咳で体外に出てきたのだ。
咳で癌組織が出てきた例は世界で30件ほどだという。
奇跡と言えるだろう。