『ありがち日記』

東川篤哉『探偵さえいなければ』

烏賊川市シリーズ8作目の短編集。
文庫派の私はしばらく待っている間にすっかり忘れている…なんてことが結構あったんだけど、読書アプリを入れるようになって、それも無くなってきたかなぁ。


ストーリー:
さまざまな着ぐるみが集う烏賊川市のビッグイベント「ゆるキャラコンテスト」。その準備中に、一人の出場者が胸を刺されて死んでいるのが発見された! 事件解決のリミットはコンテスト開始までの一時間。探偵の鵜飼は真相解明に乗り出すが――。(「ゆるキャラはなぜ殺される」)おなじみ烏賊川市の面々がゆるーく活躍する、大人気ユーモアミステリー傑作集! 

今作もめっちゃゆるかったな~。お馴染みのメンバーがなぜか事件に遭遇して、ゆる~く解決。まあ事件を解決するのは探偵ものなら当たり前なんだけどね。どうも胡散臭い雰囲気がぷんぷんな烏賊川市シリーズ(笑)ところが時々ハッとするところもあるのよね。例えば、あらすじに書いてある「ゆるキャラはなぜ殺される」は、ゆるキャラの特徴と中の人問題をうまく活かしたストーリーだと思う。特に最後の数行なんて、えぇ…!?マジで?って感じ。

鵜飼さんと流平くんとのコンビが好きだけど、短編集なので出番は少なめ。でも、一癖二癖あるキャラが出てくるので、まあそこはうまくカバーされてたかな~。

このシリーズ、もう長編は書かないのかしら?短編も面白いけど、久しぶりに長編の謎解きを読みたい。もちろん鵜飼さんと流平くんでね!

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