『ありがち日記』

友麻碧『鳥居の向こうは、知らない世界でした。』

はじめましての作家さんです。読書アプリで気になっていたのですが、表紙の色彩の明るさに惹かれて今回手に取った次第。



ストーリー:
孤独な女子大生・千歳は、二十歳の誕生日に神社の鳥居を越え「千国」という異界に迷い込む。イケメン仙人の薬師・零に拾われ彼の弟子として働くが、「この安本丹!」と叱られる毎日。しかし、客を癒す薬膳料理を作るうちに、ここが自分の居場所に……。そんな中、夢で自分を探す家族の姿を見てしまう。ほっこり師弟コンビの異世界幻想譚、開幕! 

全体的に優しい物語でした。
千歳が迷い込んだ異界の描写がまずいいんですよね。台湾とか西洋っぽさを感じさせます。色彩とか香りとか音とか、そういうものが読んでいると想像できるので、自分もその世界の中にいるかのよう。現実から逃避するにもぴったり!笑

また、キャラクターが魅力的です。千歳はただ引っ込み思案なだけじゃなくて、自ら変わろうとする姿勢とか、その世界にあるものをちゃんと受け入れていく度胸とか、自分もこうありたいなぁと思わせてくれる子です。そして、千歳のことを弟子として受け入れてくれる薬師の零先生。見た目に反してだいぶお年寄りのようですが、こうやって見守ってくれる人がそばにいてくれたら幸せです。そして、謎の青年(そのうち明らかになりますが)トーリ。こちらもイケメンらしい。

イケメンに囲まれて羨ましいぞ!!!←😅

薬膳料理がたくさん出てくるので、おいしそうだしためになります。また、冒頭で優しい物語と書きましたが、宮廷のドロドロ劇ありで不穏な空気も感じさせます。いずれ、これはシリーズものなので、早くも続きが気になっています。そのうち続きもゲットせねば…。

読書アプリを始めてから、自分だけでは絶対選ばなかったであろう本に出会えるので新鮮です。ちまちまと記録していくのが性に合っているのかも。でも皆さんすごい読書量で驚きます。私はゆっくりペースで楽しみます。

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