ありがとうのブログ

毎日、家族や仕事関係の人たちとのふれあいで感謝していることをつづります。

手を見つめて感じたこと

2014年05月15日 22時35分27秒 | Weblog
母の日に、自分のお母様へプレゼントするために行者にんにくを山の中へ取りに行って、崖から事故にあって、2日前に捜索で発見され亡くなった友人のお通夜に行ってきた。

50歳。

仕事をきっちりやられて、やっとできた息子を溺愛されていたという。
その息子さんは故人にそっくりに可愛く、同級生の友人を見つけて、涙をはらりと一筋流されたところを見てしまった。

彼を慕う人々が、葬儀ホール1つでは足りず、廊下やホールまであふれて、別の階のホールもお悔みに来られた人でいっぱいになった。

故人の映像を観るコーナーでは、すすり泣く方ばかり。

もう、Tちゃん、みんなに愛されていたね~。

自分はホールに臨時に設置された椅子に座り、壁1つ隔てたお経を聴きながら、故人へありがとうね、と伝えていた。ふと、喪服の上に置かれた自分の手をまじまじと眺めた。

節だらけで、血管が太く浮き出ている。
血圧は高くないはずなのに、彫刻で表現されている力仕事をしている男の手じゃないか、と手をなでてみる。

この手で書き物をし、ワープロで文字を打って、生きてきたんだ、息子を育ててきたんだ、と感謝した。

いろいろな方のお蔭も十二分あり、感謝している。
しかし、この手が動いてくれたおかげで、自分の仕事ができている。
今もこうやって、好き勝手に思ったことをキーボードを通して書かせてもらっている。

筋くれ立っていても、血管が出て年輪が経ったようでも、なんも恥ずかしくはない。
このたくましい手が自分の人生の歴史を物語っている。

自分は今、生かされている。
一人で山へ行くことも多かったのに、生きている。

改めて、自分の仕事や役立ち、関わりを大事にしようと考える。

もっと喜んでいただける仕事をしていきます。だからもっと生かしてください。
大事に一日一日を過ごします。

今日もありがとうの日。


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