両親を介護する方に感謝

昨日買った両親への日用品を持っていく。

認知症の母を介護する人たちは、みな、優しい。
介護をする方たちと母の話をすると、安心する。
気の強い、しかし愛嬌がある母をよく理解してくださって、上手に対処されているのが、ほんの30分いただけでよくわかる。
感謝の気持ちを伝えて、また来月、訪問しようと心で決める。
母を介護する人は、友人というか、自分のお姉さんくらいに親しみを感じる。ありがたい。

感情のコントロールが厳しくなった認知症の父を介護する方たちは、ちょっと苦労されていると思う。
グループホームに暮らす、他の認知症の方々の、失敗が許せなくて、父がどなってばかりいるようなのだ。

トイレが間に合わなくて、トイレの前の廊下でもらしてしまうと、その匂いが、トイレの近くの父の部屋に入ってきて、父としてはその悪臭がいたたまれないのだという。

父が怒鳴ると、スタッフはひたすら謝るのだという。

スタッフの方に話をうかがうと、一人娘である私へも怒鳴っていたのですか？と聴くので、「そうです」と答える。

だから介護のプロの方に父を託すしかなかったのだ。
愛をもって接するのだが、離れたほうが優しくできるのが正直なところだ。

離れて暮らすようになって、父を避けるようなことが無くなり、話すことができるようになった。
今、介護スタッフの方々は、父を避けているだろう、と思う。
よく、グループホームの社長は、父をホームから出すことをしないと、感謝する。

ただ、父の住居費は、高額だ。
父の年金を全部支払っても、まだ足りない。
でも、それは仕方ないと了解している。ビジネスだからだ。

私は仕事をし、父の高額医療費の補助をいただいても、このままの良好な親子関係を続けたいために、今の暮らし方をしていく。

介護の方々のお陰で、両親は安心して暮らし、美味しい食事をいただく。
感謝