セレモニー

毎年、この学校の卒業式と入学式に参加する。
入学式では、自分が関わる学生たちと直接会うことはないが、この若者たちの夢実現を手助けするのだという想いにスイッチを入れる。
学校での仕事が始まるぞ、という自分へのけじめみたいなものだ。
1年があっと言う間に過ぎる。
先月の卒業生たちとの別れがきつかったなあ。
学生たちとの関わりが楽しいのだ。
彼らも良い想い出を共有しただろう。
だから良かったのだ。

さて新しい学生たちと良い想い出をできるだけ創って行こう。
彼らの人生のほんの数年を共有する。
そのなかで、一生残るような、味わい深い良い時間を過ごすことができるように、と考える。
自分が高校生、大学時代に得た、今でも忘れられない先生たちとの交流のように、良い想い出になるといい。

人生、出逢いと別れを繰り返していくが、それはそうすることで自分が良い人生を創るチャンスなのだと思っている。
楽しいことも、ちょっと大変な経験もすべて、ちょうど良い時期にちょうど良いことが起きるのだと受け止めている。

すべてに感謝している。