鈍感力

すると、昨日の講演会を実質、運営された裏方の責任者のＫ氏から電話を頂戴した。

昨日の丁寧なお礼をいただいて、逆に私のほうが恐縮してしまった。

司会は、講演される方がしやすいような舞台にするお手伝いをし、講演される方が気持ちよく講演されれば、聴いてくださるお客様が気持ちよくお聴きになって、どちらも喜んでくださるなら、なんもＯＫだと思った。

私はまだまだ緊張の声を出しているし、反省点は多々あるが、ま、大きな失敗が無ければ、ＯＫだと自分で思って、講演後の懇親会会場へ向かった。

そして、そこで、昨日の挨拶をされた、会の代表の方と「ご苦労さん祝杯」をあげようと同じテーブルで隣り合わせに座っていたら、当の講演される方が私の横に座られてしまったのだった。

その方の反対側の女性の方々がとても魅力的な方々だったので、ま、いいかと思って、メニューのジンギスカンとビールをガンガン飲んだ。

それが皆に、冷や冷やものだったらしい。

その講演の方は、尊敬され、皆に一線引いてお付き合いをされているようだ。
それは、その講演の方が寂しい思いをさせてしまうのでなないかなあと思った。

私はいつも通り、ビールジョッキを４、５杯、おかわりし、美味しいジンギスカンだなあと味わって食べていた。

そして今日、電話をいただいたＫ氏は、「自分だったら、ビールも肉の味もわからないくらい緊張するだろう」と言うのだ。

これは女性特有の鈍感力、特に私の鈍感は、計数で計ることが出来ない位かもしれない。

先月も尊敬する方と食事をさせていただく機会があって、隣り合わせの席で、その方の腕をパーンと叩いて大笑いして、場が一瞬、静かになって、笑ってお許しをいただいて恐縮してしまったのでした。

受け入れてくださる器の大きい方々に、感謝申し上げます。

そして、ハラハラと見守っていただいている皆様、心配かけてごめんなさい。

感謝