美瑛の温泉へ

宗教団体でもない、ある自己啓発系の自己磨きを実践している仲間が自然と集まって、年に1回、温泉に宿泊し、お互いの元気と思いやりを確認する。

いつもは、はがきで交流し、お互いの日々を思いやる。
上は80歳代から下は2歳くらいの幼児までが30名位が集まって、ドンちゃん騒ぎをする。

職種は、サラリーマンもいらっしゃるが、地方のある企業の経営者、若手工場長、お寿司屋さん、宮大工兼作家という方もいらっしゃる。

血縁ではないが、温かい親戚のようなつながりを持っていると私は感じている。

皆がみなを思いやっている。

子どもたちも初めて会っても、仲良く遊んでいる。だれも喧嘩していない。

ビジネスも発生してつながっている方々もあるが（私も含む）、ビジネスはビジネスで、それはしっかりと満足していただくようにやり遂げる。

このつながりのなかで、新しく家族となった方を連れてきた場合、宴席で、前もって企画されていた、臨時の結婚式・披露宴が開催される。もちろん、本人たちには、内緒でサプライズとなる。

去年は、60歳を過ぎて知り合って一緒に暮らし始めたカップルの結婚（？）披露宴を、その女性のお母様の前で、とり行われた。

事前に会場や衣類を準備するのに、当人たちを会場から移動させておかないといけないので、連れ出す人の心の汗が、後でみなの涙となっていた。

正式の結婚式の場合は、もちろん、駆けつけて、場を盛り上げる。

私はこの仲間を「○○座」と呼びたい、と神父役の方へ提案した。
喜びごとも悲しみごとも全て共有し、思いやるというような仲間を目指す。

みな、心を磨くということが暗黙の了解であるので、とにかく自分のできることを与える境地でいる。お金というより、心を配ることを自然とすることが、当たり前の仲間だ。

お返し、を要求するでもなく、気持ちの良い人間付き合いをさせていただいている。

ありがたい。
感謝